黒猫チャペルのつぶやき

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夜泣き始まる?

2005年04月18日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 ここ最近私の発育状況はめざましい。首は座った。一人座りも短い間ならどうにかできる。ただ一度バランスを崩してしまうと戻すのは無理だ。寝返りは習得に長いことかかったがつい先日ようやくマスターした。ただしこれも仰向けからうつ伏せになることができるだけで、逆はまだできない。仰向けに戻りたくなったら大声で助けを求めるしかない。
 お出かけでおぶい紐を用いる時、従来どおりの「対面だっこ」ではなく「前向きだっこ」で出られるようになったのは大きい。視界が大幅に広がり、様々な風物を楽に見られるようになった。この格好で自転車に乗せられたりすると、実に爽快なスピード感あふれる景色を味わうことができる。まぶしかったり、ほこりが飛んできたりはするが何のそのである。

 発育の一過程として、夜泣きと呼ばれる現象が起こるのもやむを得ないことである。先日までの私は、夜11時頃授乳を受けると大抵朝の6時頃まではしっかり眠って、父殿母殿の安眠を妨げることはなかったのだが、先日から我知らず、夜中に目を覚まし泣き声を上げてしまうのである。夢を見たのだか何だか記憶もない。気づいたら、あやされて泣いている自分を見出すばかりである。頭や背中をなでられていると、心地よいばかりであり、何でこうした仕儀になったのか合点が行かぬまま、また眠りにつく。ただしその時点で空腹を意識してしまうと、これはもう肉体的においそれと新たな眠りにつけず、深夜のイレギュラーな授乳をねだらざるを得なくなる。
 一昨日は1時、2時、3時、4時とこれを繰り返し、大いに母殿父殿の眠りを妨げる次第となった。誠に申し訳なし。3時まではその都度どこかなでられるだけでたやすく静かな眠りに落ちたが、4時の時にはすっかりお腹が空いているのを痛感してしまったため、哺乳瓶を持ってきてもらってどうにか治まったのである。

 母殿はそろそろ離乳を始める意向で、大いに研究を重ねているようだ。果汁であるとか、野菜スープだとか、さてどんなものやら想像もつかぬが、楽しみである。何しろいつも人々の食する様々なもののうまそうな香りばかりかがされているのだから、想像が膨らむばかりである。

 先週、父殿、母殿に連れられ、近在の何か所かの保育園というところを歴訪した。そう、うまくいけば、来月からでも私は保育園に通う身になるのである。ここのところ、母殿は実に多忙である。何を隠そう、母殿は現役の大学生で、新学期を迎えしばらく離れていた学業を再開しているのである。
 離れていたといっても昨年度にしても、授業に出席することは特に後半では少なかったものの、家でレポートを仕上げるなどして必要な単位数はきちんと取得している。今年は3年次ということであり、私もどうにか人に預けられるくらいに育ってきていることから、いよいよ本腰を入れようというところなのである。
 保育園というところ、私も実際に見てみて、保育士の方々のお話も聞き、どうしてなかなかしっかりしたものだと感じた。他の子供たちとまじって遊んだり、お昼寝をしたりするのも悪くはなさそうである。父殿、母殿とだけ接しているより、私も外の広い世界と早くから交わってみたい。募集人員はかなり限られたものなので結果がどうなるかはわからないが、大いに楽しみである。

 そうした次第で、先週から群馬の祖母殿に手伝いにきていただいており、昼間母殿が学校に行っている間私の面倒をみてくれている。祖父殿は一番下の叔父上と二人きりでさぞご不自由であろう。祖母殿は母殿を筆頭に4人の子供を育てただけあって、何事にも動じず全てに手馴れたものだ。私も全く安心して身を任せていられる。

 季節が移ろっていく。間もなく私も出生5ヶ月を数えることになる。先日散歩に出たときに見た隅田川べりの桜はなるほど素晴らしいものだった。父殿が(かなりの音痴なのだが)「春のうららの隅田川」と歌ってくれた。これから次々に未知の季節が訪れ、いよいよ新しい経験がやってくると思うと、私の気持ちも大いにはやる。


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