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また、風邪を引いた。前回よりやや症状が重く、痰がからんで時折かなり咳き込む。熱は上がったり下がったりだが、一度は39度近く、以降も37度台の微熱が続いている。医者で薬は貰って飲んでいるが、元々気管支が弱くよくゼイゼイ鳴らしている性質だったがら、なかなか咳が収まらずもう一週間余りとなっている。
大体が私は寝相が悪い。いや快適な環境の中でなら至極おとなしく寝ている自信はあるのだが、先に書いた通り極端に暑がりで汗かきであるため、寝苦しい夜には悶々となる。具体的には、自分の体温で温まった寝床を嫌って、ひんやりした場所を求めて一つ転がり、また一つ転がる。挙句いつかは布団の下に転がり出る。転げ出ると流石に寝心地が悪く目覚めるが、大抵は父殿が気づいて抱き取り、まだしも風通しの良い父殿の寝床に移してくれて、ようやくそこで朝まで寝入ったりする。そこに汗を吸った衣類が朝方になると冷えてきたりするので、風邪も引こうというものだ。
クーラーがついていても駄目で、涼しいのは結構なのだがやや冷えすぎる傾向があり、それならしっかり布団を被っておれば良いものをすぐに跳ねのけてしまうものだから、(このあたりやはり寝相が悪いと言われて仕方が無い)やはり快適な状態とは言いがたい。
食欲は有り、起きているときに動き回る元気も十分にあるのだが、どこか変調しているものらしく、食べたものを戻してしまったりもした。そのため未明に腹を空かしてしまったりするので、夜は夜で頻繁に、朝も早くから起こされる父殿・母殿がすっかり疲れてしまったようだ。このところ父殿の仕事が遅くなる日が多く、学校が一段落した母殿が一日かかりきりになってくれており、一倍苦労をかける。幸い先週、今週とも群馬の祖母殿が数日ずつ手伝いに来てくれて、どうにかなっている有り様だ。
近頃、私は少しずつハイハイを習得しつつある。手足を動かすタイミングがまだうまく計れず、颯爽と這って進むというにはまだ程遠い格好だが、肘と膝を使ってどうにか前に出ることが段々とできるようになってきた。そうは言ってもまだ転がった方が早いには早いので、急ぐときはもっぱら横ざまに転がっていく。もっとも、これでハイハイを完全にマスターしてしまったら、それこそ私の移動速度は飛躍的に上がり、行動半径も拡がることから、父殿、母殿にしてみればますます目の離せぬ状況となり苦労の種を増やすこととなろう。
歯が生えかけている。まだ表面には全く姿を見せぬが、歯茎の下でどうやらそれらはしっかり形作られているようだ。実はこれが気になって仕方が無く、暇があれば口の中に手を突っ込んで触れてみずにいられない。指だけでなく、様々なものを口に入れてみて、噛み心地を試してみる。私の手元にはいわゆるオモチャというものはまだ数少ないので、飽きると必然的に、身辺に転がっている他の様々なものに興味がいく。近頃のお気に入りは銀紙の張ってあるピカピカ光るウチワで、これの柄のところが大きさといい形といい何とも具合がいいので、隙を見ては手にとって口に運ぶ。見つかるとすぐに取り上げられてしまうのだが。
このウチワに限らず、光るものにはいつも興味を惹かれる。鏡であったり、光沢のある紙であったり、何でもよろしい。とりわけ、どなたからかお土産でいただいたらしい、ディズニーランドのパレードなどで用いられる様々に色を変えて光るライトがあって、これを見ていると実に飽きない。ただ目には余りよくないとかで、長い時間は見せてもらえない。
時折絵本を読んでもらうのも最近大いに楽しみとなっている。今のところ私の唯一の所持本である「じゃあじゃあびりびり」という赤い表紙の絵本は何十回と無く呼んでもらったが飽きない。他に父殿が、図書館で借りてきてくれる本をその都度読んできかせてくれる。こざるのじょーじの話など既にずいぶんと読んだ。
もういい加減風邪も治まるであろう。今週末の連休にはまた群馬に出かける予定で、とにかく一生懸命薬を飲み、よく寝るように心がけているこの頃である。
大体が私は寝相が悪い。いや快適な環境の中でなら至極おとなしく寝ている自信はあるのだが、先に書いた通り極端に暑がりで汗かきであるため、寝苦しい夜には悶々となる。具体的には、自分の体温で温まった寝床を嫌って、ひんやりした場所を求めて一つ転がり、また一つ転がる。挙句いつかは布団の下に転がり出る。転げ出ると流石に寝心地が悪く目覚めるが、大抵は父殿が気づいて抱き取り、まだしも風通しの良い父殿の寝床に移してくれて、ようやくそこで朝まで寝入ったりする。そこに汗を吸った衣類が朝方になると冷えてきたりするので、風邪も引こうというものだ。
クーラーがついていても駄目で、涼しいのは結構なのだがやや冷えすぎる傾向があり、それならしっかり布団を被っておれば良いものをすぐに跳ねのけてしまうものだから、(このあたりやはり寝相が悪いと言われて仕方が無い)やはり快適な状態とは言いがたい。
食欲は有り、起きているときに動き回る元気も十分にあるのだが、どこか変調しているものらしく、食べたものを戻してしまったりもした。そのため未明に腹を空かしてしまったりするので、夜は夜で頻繁に、朝も早くから起こされる父殿・母殿がすっかり疲れてしまったようだ。このところ父殿の仕事が遅くなる日が多く、学校が一段落した母殿が一日かかりきりになってくれており、一倍苦労をかける。幸い先週、今週とも群馬の祖母殿が数日ずつ手伝いに来てくれて、どうにかなっている有り様だ。
近頃、私は少しずつハイハイを習得しつつある。手足を動かすタイミングがまだうまく計れず、颯爽と這って進むというにはまだ程遠い格好だが、肘と膝を使ってどうにか前に出ることが段々とできるようになってきた。そうは言ってもまだ転がった方が早いには早いので、急ぐときはもっぱら横ざまに転がっていく。もっとも、これでハイハイを完全にマスターしてしまったら、それこそ私の移動速度は飛躍的に上がり、行動半径も拡がることから、父殿、母殿にしてみればますます目の離せぬ状況となり苦労の種を増やすこととなろう。
歯が生えかけている。まだ表面には全く姿を見せぬが、歯茎の下でどうやらそれらはしっかり形作られているようだ。実はこれが気になって仕方が無く、暇があれば口の中に手を突っ込んで触れてみずにいられない。指だけでなく、様々なものを口に入れてみて、噛み心地を試してみる。私の手元にはいわゆるオモチャというものはまだ数少ないので、飽きると必然的に、身辺に転がっている他の様々なものに興味がいく。近頃のお気に入りは銀紙の張ってあるピカピカ光るウチワで、これの柄のところが大きさといい形といい何とも具合がいいので、隙を見ては手にとって口に運ぶ。見つかるとすぐに取り上げられてしまうのだが。
このウチワに限らず、光るものにはいつも興味を惹かれる。鏡であったり、光沢のある紙であったり、何でもよろしい。とりわけ、どなたからかお土産でいただいたらしい、ディズニーランドのパレードなどで用いられる様々に色を変えて光るライトがあって、これを見ていると実に飽きない。ただ目には余りよくないとかで、長い時間は見せてもらえない。
時折絵本を読んでもらうのも最近大いに楽しみとなっている。今のところ私の唯一の所持本である「じゃあじゃあびりびり」という赤い表紙の絵本は何十回と無く呼んでもらったが飽きない。他に父殿が、図書館で借りてきてくれる本をその都度読んできかせてくれる。こざるのじょーじの話など既にずいぶんと読んだ。
もういい加減風邪も治まるであろう。今週末の連休にはまた群馬に出かける予定で、とにかく一生懸命薬を飲み、よく寝るように心がけているこの頃である。
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