黒猫チャペルのつぶやき

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温泉三昧

2006年03月14日 | みのりのつぶやき-旅行
 今月も温泉に遊ぶこととなった。前回とは異なり、立派な温泉旅館に一泊してゆったりと温泉情趣を楽しむ旅である。母殿が春休みでゆっくり時間があったところに、昨年まで高校教諭を勤めておられた群馬の祖父殿が共済関係の宿泊施設を割安で利用できるチケットをお持ちだったことから、父殿母殿と私を招いて下さったのである。場所は群馬北部の水上温泉郷である。周囲にはまだ雪が残る。間近にいただく谷川岳の真っ白な姿が素晴らしい。宿は眼下に利根の渓谷を見下ろす絶好のロケーションで、部屋からも浴場からも、せせらぎと川向こうを走るJR上越線の風情ある景色を楽しめる。

 私たち家族3人だけで10畳の広間を提供され、部屋で寛いだ後早速温泉に赴く。母殿と祖母殿とともに浴場に入る。湯量が豊富で、柔らかな泉質である。体を洗ってもらって湯船の窓際に陣取り、ぬくもりを楽しみ、景色を堪能した。絶えず湯船から溢れる湯の流れに心地よく揺られ、体の隅々まで香気が染み通る気がする。

 すっかり温まって部屋から電車を眺めて過ごす。電車が通ると私は時と場所を問わず必ず大声で「バイバイ」と叫び、手を振るのが慣わしである。通り過ぎた後、小声で「いっちゃった」と付け加えることもある。保育園でお散歩に連れて行ってもらうときにみんなでそうするのである。夕方になって、隣の祖父母殿の部屋に集まり豪勢な食事をいただく。配膳のおじさんがユニークな方で、真顔で怪しげな冗談を飛ばしていたが、お土産に車のおもちゃを下さった。さて食事である。大層大きなお膳に、乗り切らぬくらい色んな食品が並んでいる。海老あり蟹あり魚あり、ヨモギ豆腐などという変わったものや、茶碗蒸、天ぷら、煮物などあり、さらに卓上コンロで温めるキノコ鍋が盛んに湯気を立てる。父殿の膝に乗っかって私は勢い込んで平素以上に食べ、父殿のご飯の大半を食べてしまったから、父殿はお代わりをもらいに行く仕儀となった。

 家と違い雑多なものの無い10畳の間は運動するのにもってこいである。今や歩くのをすっかりマスターした私は、チョロQを追い回し盛んに歩き、駆け、転んでは起き上がり、存分に遊んだ。最近靴を買ってもらって、近頃の私は外に出るときも自分でかなり歩くのである。春めいてきたこの頃、お出かけは以前にも増して私に取って魅惑に溢れるものとなってきている。

 今回の旅にあたり、以前のベビーシートが小さくなってもはや私が入りきらぬようになっていたため、新しいチャイルドシートを買っていただいた。帰りはこれに座って、心地よく居眠りつつドライブを楽しんだ。途中美術館に寄って絵を眺めたりなどして、有意義な旅となった。

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