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佐賀北で 希望（ひかり）が射した 背のバット
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小学生・中学生・高校生の野球少年達は、日々、甲子園を夢見て練習に励んでいます。
部活の無い日でも、背中にバットを背負って、しばし、店で腹ごしらえや休憩をした後に
「公園行って、野球しようぜ！」
と、仲間達とまた、練習しています。
「決勝見た！」
「凄いよね！」
「公立だし、特待生もいないし・・」
「みんなにもチャンスあるね！」と、声をかけると、今までに無いくらい自信に満ちた表情でうなづきます。
ちょっと遠かった夢も、佐賀北高校野球部のお陰で、多くの少年達に希望の光りが今まで以上に強く見えてきたと思います。
優勝おめでとうございます。
そして、ありがとう・・
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「シャツ、裏！」に でもそんなの 関係ねぇ
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今時の子はおしゃれ？
Tシャツのタグがあごの下・・ん？前と後ろ逆？
あれ？しかも・・裏返し？
「それ、シャツ裏返しじゃない？しかも前と後ろも逆だよ！」
「そうそう・・今朝急いでて・・」って、
そう答えながらも、いれずみシールの柄を分けるのに夢中で、気にしない。
「ここで、着替えてもいいよ。」と、声をかけても全く動じない。
今日は、どうやらこのファッション？で行くらしい。
恥らうどころか、気にしない。この純朴さ、純粋さがたくましい。
そう、周りの目なんか気にしない。自分は自分！
今流行のお笑い風に、
「そんなの関係ない！」と、
子ども達は、何かをはね返しているようです。
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ベーゴマで 五円（ご縁）を結ぶ 異年齢
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常連の中学生
遊びの名人らしく、ベーゴマを買ったけど遊び方が良く判らない小学生に、とっても親切に教えてくれました。
「ひもに5円玉を付けると回す時、引きやすいよ」と、自分の財布から5円を出し、ひもに結んであげました。
大きいお兄ちゃんにベーゴマを教えてもらって、5円まで付けてもらって、良かったね。
駄菓子屋での5円（ご縁）を大切に・・
今も昔も子どものやさしさは変わらない。
子どもは子ども同士、仲良くなるのに年齢は関係ない。
子どもの世界は、何も変わっていない・・
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「さようなら」 夕暮れ時の 安堵感
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子ども達は、よく挨拶をします。
「こんにちは」
「ありがとうございます。」
「さようなら」
好き放題、言いたいこと言って、ふざけても、帰る時には、
「ごちそう様でした。また来るね！」
閉店間近、最後の子ども（お客さん）達が、
「さようなら・・」
と、夕日の中帰っていくと、子ども達との一日のふれあいに、何だかホッとします。
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盆休み それでも集う 子ども達
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たかさんちもさすがにお盆はお休みをいただいているのですが、それでも子ども達は、店にやってきます。
あれほど「休みだよ！」と告知しているのですが、もしやと思い来てみたり、休みのことなどすっかり忘れていたり、あわよくば、自分達だけでも店をかけて開けてもらえるのではないかと期待したり・・
店は、閉まっているのに、しかもお盆なのに、なぜか子ども達が集って、この暑いのに、しばし、遊んだり、語ったりして、店の前を後にして行きます。
店は閉まっていても居場所になるんだな～と、感じます。
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四回戦 スタンド応援 陽に焼けて
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甲子園の道のりは遠い・・
けど、着実に地区予選で、頑張っていた球児達。
久しぶりに会った子は、真っ黒に日焼けしていて、
「予選どう？」
の質問に、
「今日負けた・・」
でも、4回戦まで勝ち抜いた満足感は、あったようで、
「試合には出てないけどね」との言葉も
「まだまだがんばるぞ！」に聞こえてきました。
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地区予選 リッターボトル 飲み干して
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連日、甲子園が盛り上がっていますが、「たかさんち」に来る子ども達の中にも甲子園を目指して真剣に頑張っている子がいます。
「甲子園に出る時は、うまい棒をプレゼントするからね！」と応援しています。
中学校の時に目指す高校の話をしていて、「高校に入ったら、練習が忙しくなるので来れなくなるけど・・」と、「たかさんち」を卒業していきます。
時たま、店に訪れて、その後の報告をしてくれる子もいますが・・
残念ながら、本人から「甲子園出るよ！」との連絡はまだありません。
そんな中、頑張っている子達を町で見かけることがあります。
丁度、高校野球地区予選が始まった頃、夜9時ごろ、２リットルのペットボトルを片手に、制服、大きなかばんを持った元常連の子を見かけました。
持っていたボトルは、すでにカラで、スポーツマンらしくリサイクルボックスに捨てていました。
後日、期待されていた学校だったけど、予選敗退してしまったことを知りました。
あの夜見かけたのは、どうやら試合の帰りだったようです。
大きなペットボトルに秘めた思いをすべて飲み干して、次回のチャンスに心を切り替えていることでしょう・・
今年は、有力候補が都立勢に押されたりと波乱があったようですが、店に来たこともある子の学校が見事甲子園に出場し、勝ち抜いているようです。
本人から聞いていないので、進学後の状況は判りませんが、頑張って欲しいと思います。
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新緑に 彼女を包んで 故郷（さと）帰り
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５月のとある日、高校生が彼女を連れてやってきました。
たかさんちでは、良くある光景。
なぜか、高校生になると「久しぶりか～」見たいな感じで、
カップルでやってきます。
女子が彼氏を連れてくることもあるけれど、圧倒的に彼女を連れてくる
元常連君が多いです。
「この子は、良い子だよ！」と、褒めてあげたり、昔のエピソードなど話してあげると、連れの彼女がとても嬉しそうな顔をします。
よく、好きな人に自分の育った故郷を紹介するような・・そんな感じで来てくれていると思います。
中には、小学校が一緒で、中学校が別で、また、高校で再開して付き合い始めたカップルもいます。
みんな、かわいい彼女、かっこいい彼氏を連れてくるので驚きです。
小学校の頃とか知っていると尚更不思議な感じです。
「たかさんち」は、子ども達の成長とともに「故郷」にもなっているんですね・・
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受け取らず その優しさに 「ありがとう」
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４人組の男の子達が来ました。
ひとりが「これ、あげるよ！」と、他の３人に自分のお菓子を分けました。
２人は、喜んでそのお菓子をもらって食べました。
残りのひとりは、「ごめん、そのお菓子苦手なんだ」と遠慮しました。
「でも、『ありがとね』・・」
「えっ？何で？受け取らないのに？」
「そのお菓子を僕にくれるという気持ちが、うれしいから『ありがとう』」
その後も楽しそうに過ごしていました。
たかさんちブログ第二弾スタート！
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風鈴の 音色が変わる 出会いあり
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「たかさんち」には、毎日代わる代わる
たくさんの子ども達（＊親子・大人も）がやってきます。
お客さんが来るたびに、まるで、呼び鈴のように
入り口の風鈴が「チリリン・・」
風鈴の音色が、その時々によって違う音に
聞こえる気がして・・
やってくる子もそれぞれ個性があって・・
毎日、十人十色の出会いを感じています。
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