猫たちのいつもの遊び場には
一匹の姿も見えません
それもその筈
とても天気が良いように見えますが
ここ地御前も
この冬一番の寒波の影響で
猫たちも寒さを凌ぎ
きっと何処かで
猫団子になっているのでしょう
肩すかしを受けたとは言え
手ぶらで帰るには悲しいと港の景色を眺めます
太陽の廻りをモヤモヤしているのは
雪が舞う光景
猫を撮り損なっても
「海の猫」を撮ると自慢したいところですが
残念ながらウミネコならぬカモメの姿ばかりが空を舞う
中には
こんな意地悪カモメも
カモの背中を押して
水中に沈めようとしています
そんな海の景色ばかりを写していると
いつのまにか
諦めていた猫の姿が足下に
それでも、やっぱり
居ても立っても寒すぎるみたいで
そそくさと
寝床の中へと草むらの中へと姿を消して行きました
それでも
このまま帰るには惜しいので
以前、カワセミを目撃した隣の
人工干潟の堤防へ向かいます
地御前の人工干潟での満潮の眺め
牡蠣の棚に無数の鳥の群れ
いったいどれだけの数の鳥たちがいるのでしょうか
手前にいる白い鳥はカモメのようですが
奥の棚に、想像を絶する黒の塊の集団の姿が
どうやら川鵜の姿のようですが
怖いくらいの数が牡蠣の棚で休んでいます
あまりにも寒いので
そんな川鵜の姿を車から
窓だけ開けて写していると
カモメが一羽
そして
すかさず
もう一羽
車越しとはいえ
距離にて
2メート以内の光景に驚きます
きっと、よくここに来られる方に餌付けでも
されているのだと思います
場所を少し移せば
今度は無数のカモの群れが
私が邪魔をしたのかもしれませんが
夕暮れに染まりだした空に向かい
銘々に、何処へと帰って行く姿にも
出会う事ができました。