GTフォトブログ

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山陰の旅<日本海>(6月6日)

2005年06月13日 00時32分09秒 | その他・雑談

からのつづき(* ̄▽ ̄)ノ~~

旅も3日目、朝ご飯を済ませ、8時半から例の『早朝・萩の史跡めぐり』のバスに乗り、武家屋敷・萩城跡地など約15個所をマイクロバスにて案内してもらう。
案内役はなんと萩一輪の会長さんで、79歳になるそうだが、とても元気で約40分間しゃべりまくられ楽しませてもらった(笑)
さて、6日は勤皇の志士達の街『萩』を後にし、R191~益田市~R9~浜田市~多伎町~県道277号~県道39号で佐田町に至るロングランコースを走る。

(萩付近だけだけど、クリックして拡大すると私達の足跡がわかる v( ̄ー ̄)v)

まず立ち寄ったのは、『反射炉』なのだが、観光ブックには詳しい説明が書かれておらず、「なんじゃそれは?」とずっと疑問に思っていたので、R191沿いにあるとても気になる『萩反射炉』に立ち寄った。
 
1858年に長州藩が大砲を造る為に建設した、上面壁に熱を反射させる溶鉱炉(写真右:構造図)が反射炉だ。
椿東前小畑上ノ原の丘陵上にあり、煙突部分の中央から上部5mは2本に分かれ、基底部は長方形で、頂上に向かって9mまでは玄武岩と赤土とを用いているが、先端の2.5mは大きな煉瓦を使用している。
全体の高さは11,5mで、漆喰が石積みの全体に塗ってあったものと考えられ、丘陵の東側は2段に石垣を築き、全体が補強されている。
このような反射炉は幕末各藩が競うように建設したのだが、近世の反射炉でわが国に現存しているのは、静岡県の韮山に築造されたものとここ萩の2基だけである。
わが国の産業史上、貴重な遺跡であるとともに、これによって萩藩の幕末における軍備充実の熱意がうかがわれる。
疑問解決っ!( ̄ー ̄)v
 
萩反射炉からしばらくR191を走り、小さな半島を左に曲がっていくと、『笠山山頂園地』がある。
この笠山はすでに死火山となっていて、火口も見れるようになっていたのだが、去年の台風の被害で、足場が崩れて立ち入り禁止となっていた。(残念・・・(T-T))
笠山山頂には展望台があり、そこから望む日本海は抜群に綺麗だ。
TOPの写真は笠山のすぐ傍にある『九島』で漁が盛んに行われており、写真右は笠山展望台から望む萩市の風景だ。
 
笠山付近にはたくさんの島があり、写真左には相島、羽島、肥島などが見える。(他に櫃島、大島がある)
写真右は笠山から北東を望むと串山崎が見える。
どちらを見渡しても海がとても美しく、ずぅーっと見ていたい気持ちになる。
 
海を見ているうちに気温はどんどん上昇し、すごく喉が渇いてきたので、笠山の中腹にある『萩ビール村塾』の工場に立ち寄った。
工場見学もできるのだが、もちろんお目当ては地ビールだ(笑)
昨夜の夕飯時にも実はこの村塾ビールをいただいたのだが、これがまた美味しかったのである。
この村塾ビールには『ヴァイツェン(ドイツタイプ)』『ブラウンエール(イギリスタイプ)』『ペールエール(イギリスタイプ)』の3種類があり、ホテルではヴァイツェンを飲んだので、今回はペールエールをいただくことにした(^^ゞ
昨夜は瓶だったのだが、ジョッキでいただくのもまた格別の旨さが、、、至福の一時である。( ̄▽ ̄)=3 プハァー
 
飲酒運転はできないので、家内に運転を代わってもらい、助手席から綺麗な日本海を眺め、R191を日本海沿いに進む。
そして、山口県に別れを告げ、再び島根県に戻り、益田市に入ってしばらく走ると三里ヶ浜(写真左)に出る。
水平線も臨め、フェンスや樹木などの障害物も全く無く爽快感のある浜辺だ。
益田市内でR9に入り、 浜田市に向かうのだが、R9は海岸沿いでないので、R191ほど海岸の景観が良くない。。。(T-T)
ダウさんの住んでいる浜田市内に入り、『道の駅 ゆうひパーク浜田』で休憩。
ちょっと高台にあるこの道の駅から瀬戸ヶ島にかかる大きな立派な橋(写真右:浜田マリン大橋)が見えた。
この瀬戸ヶ島には『厳島神社』があり、元々、鯨を捕獲していたのか、『板絵著色瀬戸ヶ島捕鯨図』が奉納されている。 
江津市が目の前の浜田市の東端に『しまね海洋館アクアス』に足を運んだ。
島根近海の魚を中心に日本海、そして世界の海へと展示されている。
水槽にフラッシュが反射してなかなかうまく撮影できなかった。(本当はフラッシュ撮影しちゃ駄目なのに。。。(^^ゞ)
鰯の群れ(写真右)はついつい粋のいい鰯の刺身が食べたくなる(笑)
 
くらげやタコ、イカなんかもいた。
 
なんと言ってもこの海洋館のメインは『白イルカ』で、巨大な水槽の側面からアトラクションが楽しめる。
思ってたよりもはるかに大きくて、子供の白イルカでも3.5mもあり、大人になれば5m近くになるらしい。
白イルカのアトラクションの後はアシカの曲芸も楽しむことができ、曲芸も終わって『ふぅ~疲れた』と休憩しているアシカ君(写真右)

アクアスを後にし、R9をひたすら東へ走っていると、大きな風車が目に入ってきたので、『道の駅 キララ多岐』で休憩した。
この2機の大きな風車は『キララトゥーリマキ風力発電所』で『トゥーリマキ』はフィンランド語で『風の丘』と言う意味だ。
北西に日本海を擁した多伎町は、海風の強い地域で古くから人々はこの風と闘ってきた。
このような、自然環境のハンディキャップを逆にクリーンなエネルギーに変換したというわけだ。
因みに、ここで発電された電気は去年1年で3347万円も中国電力に売電されているというのだから大したものだ。
 
多岐町から県道に入り、山間の道をしばらく走ると、今夜お世話になる佐田町にある出雲須佐温泉『ゆかり館』に到着した。

ちなみに連日、宿の食事がたくさん出たので全然お腹が空かず、お昼は売店で買った『むき栗』を食べただけだ(笑)

『出雲~境港』へつづく(* ̄▽ ̄)ノ~~