ムクロジの木は、古く平安の時代から生きている
硬い実は石けんとして使われた
中の黒い実は羽根つきの羽の玉に使われている
奈良の春日大社にあるムクロジの木
木の中から竹が生えている
奈良公園では竹が育たない、鹿の大好物だから
ムクロジの木が、そんな竹を守って育てている
いつからここに居たのだろう?
遠いむかしを思いながら、しばし見とれる
静かに風が流れる中で…
竹を抱えて立っているムクロジの木が美しかった
秋には葉が落ち、沢山の実がなるのだろう
誰かに拾われて旅をするのだろう
そんな事を思っていたら…
なんだか心がふくらんだ気がした。
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