今日は、どんよりと曇っていて、今にも空から雨が落ちてきそうな空模様!
そんな中、突然思い出した。あなたの笑顔を思い出した。
その日も、朝から雨が降っていた…
それは、ALSと診断されてから4年が過ぎていた頃で、
身体中の筋肉が思うように動かず、あなたは、絶望と不安の中で戦っていたのだろう〜そんな時の笑顔で!
ちょっと病気のことを語るには、話が順番になっていませんが、思い出した今だから書き残したいと思うのです。
その年の桜は見る事もなく、私が撮った写真でお花見🌸したんだよね!
夏が近づいたその日「苦しいから救急車を呼んで、、、」と言った。
私は、救急車の中で、名前と症状を訴える事に必死だった。
主治医の先生からの言葉は
「気管切開しますか?」
「本人の意識があるうちに、決めないと!」
私、本人、主治医、看護師さん2名の立ち会いのもと、、、
「気管切開しますか?楽になりますか?」
生きて〜とにかく生きて〜今は、早すぎる!涙ながらに私はあなたに聞いた、苦しんでいるあなたに「生きて!」と言った。
そしてあなたは頷いた!
「うん!」
集中治療室に入って一週間が過ぎた。
あなたは、生きていた。ただ、、、、もう、、あなたの声は聞くことはなかった。
それから3ヶ月が経ったころ、アイウエオ表で、会話が続いてて、なかなか思うように意思疎通が出来ずで、
私たちは、苛立っていたんだ!笑う事もなく、笑わせてあげる会話も思いつかず、ただただ一日が過ぎていくだけで、
もしかすると〜あの時が、あなたにとって一番辛い日々だったのかもしれない!
そんなある日、リハビリの先生が
「意思伝達装置を使ってみませんか?」
絶望の中にいたあなたは、「何もいらない」って言った。
そんな、あなたを説得するのに苦労したっけ!
そこから、皆さんの力をお借りして、一日も早い購入にと動き出した。
病院スタッフ、福祉課の方、ケアマネージャーも、役場の担当の方、そしてリハビリの先生、
皆さんが書類を揃えるために動き出した、、、、、
そして、3ヶ月が過ぎた。
今でも忘れないように!9月4日 意思伝達装置「おりひめ」がやって来た。
あなたは、少しだけ動く右手の指先で、上手に操作していき、使いこなしたんだ。
その場にいた皆さんを驚かしたんだよね!そんなあなたを、私は誇らしかったよ!
「ありがとうございました。」
あなたが、ひとりで操作して、その場にいた皆さんに挨拶した時…
胸がいっぱいになって、私の目からは涙が止まる事なく流れ落ちたんだ。
そう、その日、、、あなたは、、、嬉しそうに、、、、
笑った。
つづく…。
意思伝達装置「おりひめ」は、ほぼ関東地方だけで使われていたそうで、
ここ長野へ来たのは、初めてのことだった。
これで、関東以外でも購入可能になった訳で、しかも最短の速さで手続きが進んだ。
関東では、一ヶ月くらいで許可が降りるところ、こちらでは半年はかかるだろう!って見込みだった。
それが、やく3ヶ月弱で許可が取れた。これは素晴らしい速さだったとの事!
人口8000人にも満たない小さな村で、皆さんが動いてくれたおかげで、、、、、
私は?何をしたか?とにかく手元に届く書類に次から次へとサインし続けた!だけ?
意思伝達装置からの声は、あなたの声じゃないけれど、、、
「おはよう!」って言ってくれた時の嬉しさは、忘れない!
今「おりひめ」は、病院で、誰かに「おはよう」って言ってるかな!
もう、春が過ぎて秋が近づいていた頃の話
つづく…。
お話が前後しますがすみません!
ご訪問頂けることに感謝しております。
まだまだつづく、私たちのお話にお付き合いよろしくお願い致します。
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そんな中、突然思い出した。あなたの笑顔を思い出した。
その日も、朝から雨が降っていた…
それは、ALSと診断されてから4年が過ぎていた頃で、
身体中の筋肉が思うように動かず、あなたは、絶望と不安の中で戦っていたのだろう〜そんな時の笑顔で!
ちょっと病気のことを語るには、話が順番になっていませんが、思い出した今だから書き残したいと思うのです。
その年の桜は見る事もなく、私が撮った写真でお花見🌸したんだよね!
夏が近づいたその日「苦しいから救急車を呼んで、、、」と言った。
私は、救急車の中で、名前と症状を訴える事に必死だった。
主治医の先生からの言葉は
「気管切開しますか?」
「本人の意識があるうちに、決めないと!」
私、本人、主治医、看護師さん2名の立ち会いのもと、、、
「気管切開しますか?楽になりますか?」
生きて〜とにかく生きて〜今は、早すぎる!涙ながらに私はあなたに聞いた、苦しんでいるあなたに「生きて!」と言った。
そしてあなたは頷いた!
「うん!」
集中治療室に入って一週間が過ぎた。
あなたは、生きていた。ただ、、、、もう、、あなたの声は聞くことはなかった。
それから3ヶ月が経ったころ、アイウエオ表で、会話が続いてて、なかなか思うように意思疎通が出来ずで、
私たちは、苛立っていたんだ!笑う事もなく、笑わせてあげる会話も思いつかず、ただただ一日が過ぎていくだけで、
もしかすると〜あの時が、あなたにとって一番辛い日々だったのかもしれない!
そんなある日、リハビリの先生が
「意思伝達装置を使ってみませんか?」
絶望の中にいたあなたは、「何もいらない」って言った。
そんな、あなたを説得するのに苦労したっけ!
そこから、皆さんの力をお借りして、一日も早い購入にと動き出した。
病院スタッフ、福祉課の方、ケアマネージャーも、役場の担当の方、そしてリハビリの先生、
皆さんが書類を揃えるために動き出した、、、、、
そして、3ヶ月が過ぎた。
今でも忘れないように!9月4日 意思伝達装置「おりひめ」がやって来た。
あなたは、少しだけ動く右手の指先で、上手に操作していき、使いこなしたんだ。
その場にいた皆さんを驚かしたんだよね!そんなあなたを、私は誇らしかったよ!
「ありがとうございました。」
あなたが、ひとりで操作して、その場にいた皆さんに挨拶した時…
胸がいっぱいになって、私の目からは涙が止まる事なく流れ落ちたんだ。
そう、その日、、、あなたは、、、嬉しそうに、、、、
笑った。
つづく…。
意思伝達装置「おりひめ」は、ほぼ関東地方だけで使われていたそうで、
ここ長野へ来たのは、初めてのことだった。
これで、関東以外でも購入可能になった訳で、しかも最短の速さで手続きが進んだ。
関東では、一ヶ月くらいで許可が降りるところ、こちらでは半年はかかるだろう!って見込みだった。
それが、やく3ヶ月弱で許可が取れた。これは素晴らしい速さだったとの事!
人口8000人にも満たない小さな村で、皆さんが動いてくれたおかげで、、、、、
私は?何をしたか?とにかく手元に届く書類に次から次へとサインし続けた!だけ?
意思伝達装置からの声は、あなたの声じゃないけれど、、、
「おはよう!」って言ってくれた時の嬉しさは、忘れない!
今「おりひめ」は、病院で、誰かに「おはよう」って言ってるかな!
もう、春が過ぎて秋が近づいていた頃の話
つづく…。
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