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2014年卒沼津高専M科OBが大学編入・就職から趣味まで思いつくままつらつらと.

豊橋技術科学大学 受験報告

2013-08-23 | 大学編入試験レポート

おはこんばんにちは!ASUBEデス.

先日すべての編入試験が終わり、やっと夏休みに突入したところでございます。

高専在学中で大学編入を考えている方や、高専受験を控え編入が気になる方まで、なにか参考になりそうな情報をかたっぱしからレポートしていきます。

何か気になること等あれば、是非コメントをお願いします。

今は試験が終わったばかりで記憶が鮮明なうちでないと返答できない恐れがあります・・・

 

 

では、ASUBE最初の受験校、”豊橋技術科学大学・機械科(一般試験)”の受験報告いってみまshow!

1)志望理由

豊橋技科大(以下豊技)は、毎年沼津高専から大勢が進学する大学です。

2012年では院の就職率はなんと全国2位!!(一位はもうひとつの技科大、長岡技科大です)

高専生の進学の為に設立された大学なので、他大学よりもカリキュラムの重複がほとんどありません。

自分は4年の夏に一週間インターンシップで研究のお手伝いをしてきました。その時の雰囲気や研究内容、施設のレベルを踏まえ受験を決めました。

*技科大の偏差値は2013で51とやや低めですが、これは高校から豊技に入る時の偏差値です。高専生は技科大の3年に編入するので、そこからクラスのレベルがぐーんと上がるそうです。

 

 

 

2)受験対策(勉強スケジュール)

豊技は一定条件を満たせば推薦入試を受けられます。しかし、自分はあくまですべり止めとして受験したので一般試験を受験しました。

機械科の一般試験では、英語 数学 国語 専門(4力+金材+加工法)の計4科目のテストがあり、面接はありません。

範囲は高専で習う全範囲なので、基本的に授業をきっちり受けることが重要ですかね。

 

自分は受験対策をする前に、自分の進路・将来設計に非常に時間がかかったため勉強の絶対量は平均より少ないと思います。ですので自分の勉強スケジュールはあくまで一例として見てほしいです。

4年冬:参考書決定

4年年明け:教科書ノート作り開始

4年春休み:教科書ノート+演習開始

5年4月:卒研開始のため一時中断

5年5月:演習

5年7月:受験

5年7月:合格発表(無事合格)

 

 

 

3)勉強内容

自分のセオリーは、”基礎あってこその演習”なので、まず教科書の内容を一通り復習することに重点を置きました。

しかし、結果的に演習に時間が足りなくなり、試験では不本意な結果に終わりました。

以下の内容は実際に自分がやった内容ですが、最後にそれの改善提案Verも載せます。

 

・数学

範囲は1~3年の数学。基本的な問題が大半だが、計算量は旧帝より多い。

偶に超難題が出題されるので、他の基礎問題できっちり点数を稼げるようにすると○

参考書は、教科書と高専の数学を使用。

①授業ノートを参考に教科書を一通りノート化(分かりにくい証明はネットで調べ、差し替え)

②公式・計算式の証明を3回(一回写し、二回目は暗記し、三回目に確認)

③過去問で範囲を絞りつつ演習(3回)

④過去問をHPで手に入れ、解く

 

・国語

・・・新聞頑張って読みました(朝日と工業新聞)

試験は中学の学調に近い内容です。過去問は長岡と豊橋の両方をチェックすれば充分だと思います。

 

・英語

長文読解、リスニング、文法の穴埋め問題があります。レベルはTOEIC500程度あれば8割解けるぐらいです。

長文は必ず理系(今年はスティーブジョブズの生涯でした)文章なので、工業英検によく出る単語・文法を工業英検問題集で練習するとベター!

英語は常にやることが大事と思われますんで、毎日3時間を目標に朝・登校してから1限まで・寝る前に分けてコツコツやりました。

 

・専門

専門の試験は範囲が広い上に計算量もそこそこあります。沼津高専の専門科目は他高専のそれより広範囲なので、新に勉強するよりか授業ノートを教科書にし、これまでやってきた定期試験を一通り解ければそれで充分だと思います。

専門は4年までやりつづけているので、試験2週間前からやって充分間に合いました。ただし、解くために必要な公式の導出・本質をきちんと理解しないと時間が足りなくなるので、あくまで授業を真面目に受けることが基本中の基本!!

 

 

 

4)試験の反省

・移動

試験前日にホテル(駅前の東横インがお勧め!)に泊まりました。試験に向かう移動はなるべく短時間にしたかったので、自腹切って指定とりました。

受験生の半分は当日の朝豊橋入りしていたと思いますが、ホテルでゆっくりしてから挑むほうがお勧めです。

当日の朝は数百人が一斉に会場に向かうので行列ができますが、豊橋駅から臨時バスがでるので心配無用です。

 

・試験

試験会場は普通の机に普通の椅子です。腰痛がある方はクッションあるとベター。

時計はないので必ず腕時計をしましょう。

3分の2がスーツを着ていましたが、他に面接のある大学を受験する方は練習としてスーツを着る方がいいと思われます。

お昼は学食が稼働しているので安心です。

試験間の休み時間は、試験名物ネガティブ発言やとんちんかん発言が飛び交う(笑)ので耳栓があるとgood!

 

・反省

試験は点数を取ったもん勝ちなので、分からない問題があっても分かることを全部書くべきでした。

あと、時間が余りやすい試験なので、じっくり解くスタイルがあってると思います。

 

 

5)勉強方法(改善ver)

・数学

高専の数学は解答が不親切で有名です。(例:証明略)

できれば解き方まで載っている参考書を使うべきです。

公式の証明等は基礎となる部分ですが、自分は時間をかけすぎました・・・

できるだけ演習になれ、試験対策をすべきです。

 

・英語 専門 国語

これらは上記した対策で充分かと思います。

 

・勉強スケジュール

基礎練習→4年春休みまでに完成

演習→春休み中に完成

・・・が一番理想です。

5年になってからは卒研や新しい授業があるので余裕がなくなります。

自分の場合下宿生活も初めてだったので、なるべく春中に受験勉強を進めるようにしました。

直前では焦りのため思うように集中できません。

なるべく同じ進学先の人間と関わるようにすると緩みにくいと思います。

高専から編入するときにつらいのは個人で勉強するため、誰にも頼れないところです。

お世話になった担任や教員に進路相談したりして、モチベーションを保つ工夫が必要です。

 

 

 


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