![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8d/ab49e2d0bb28663b0728658a1a6a25d9.jpg)
2020年1月23日は方向性を変え、
やなせたかしさんの絵本 「チリンのすず」 を紹介します。
この本は昨日同様 やなせたかしさん によって描かれました。
【主な内容】
狼のウォーにお母さんを殺されたひつじのチリンは、親の敵討ちの為にその狼に弟子入りを志願する。稽古が続く中、やがてチリンは成長していき……
【個人的なポイント】
言葉で説明するのは難しいのですが、この本を読むとチリンが成長していくにしたがって少し物悲しい気持ちが心に湧いてきます。
親の仇に弟子入りを志願したチリンの心境、狼に対して復讐を果たしたいと思いながら稽古に臨む姿、チリンに稽古をつける狼の心境等、絵本とは思えない程、読んでいてとても考えさせられる作品でした。
「可愛い子には旅をさせよ」とよく言いますが、成長していくにしたがって子供のころの面影が消えていくのは何とも物悲しいものです。
短くなりましたが、以上でこの絵本の紹介を終わります。
最後に、この本の最初の1文を紹介します。
チリンのすずを
おもいだす
やさしい
まつげを
ほほえみを
チリンのすずを
おもいだす
このよの
さびしさ
また
かなしみ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます