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【#中央日報】シージェン、最高の実績収めたが…韓国診断キットの品質選別始まった

2020-08-14 19:56:30 | 海外の反応
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)診断キットの「代表株」、シージェン(Seegene)が13日、「4-6月期の売上高2748億ウォン(約248億円)、営業利益1690億ウォン」と公表した。四半期別業績で史上最高だ。シージェンIRチームのキム・ジュンホン理事は「新型コロナ関連製品の需要が急増し、売上高が増加した」と述べた。

最近Sugentech、LabGenomicsなど競合他社が創業以来最高の業績を出したものの、市場の展望値とは乖離が大きいことが明らかになり、会社の株価が急落したのとは対照的だ。シージェンの4-6月期の業績は市場の予想を超える水準だ。下半期の見通しも肯定的だ。キム・ジュンホン理事は「通常、7-9月期は閑散期だが、ことしは違う」とし「特に10-12月期にはインフルエンザなど呼吸器疾患が増える時期なので、できるだけ保守的に予測してもことしの年間売上高は上半期の売上の2倍以上が可能だろう」と見通した。シージェンはこの日、世界的な株価指数算出機関のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のコリア指数にも編入された。

しかし、「K診断キット」業界はレッドオーシャンに陥っている。韓国食品医薬品安全処によると、現在、新型コロナ診断試薬輸出許可を受けた品目は142品目に及ぶ。業界関係者によると、現在、韓国の診断キットメーカーの輸出販売価格は1個3ドル(約321円)~7ドル、高い場合は10ドルで形成されている。概ね遺伝子増幅(PCR)方式が抗原・抗体診断方式よりも価格が高い。診断キットメーカーの関係者は「ことし初めに1個あたり15~20ドルで輸出していた価格に比べれば半額にも満たない」と述べた。

実際、関税庁の資料によると、診断キットの月別輸出額は4月がピーク(約2541億ウォン)で、下り坂に入っている。5月は2151億ウォン、6月には1730億ウォンに減った。しかし、販売量を見ると(輸出重量基準で)5月は前月よりむしろ30トン増加した。6月も4月より約12トン多かった。輸出量は増えたが、利益は以前ほどではないという意味だ。

業界では、診断キット市場全般のバブルが弾け、品質の選別が進んでいると見ている。実際、最近韓国のメーカーが米国食品医薬品局(FDA)の新型コロナ診断キットの緊急使用許可(EUA)承認を受けたが、輸出製品を回収するハプニングがあった。10分以内で結果が分かり、一般的に「迅速診断キット」と呼ばれる抗体診断機だ。PCR方式よりも精度が落ちる限界があり、FDAも80%の精度さえ超えれば緊急使用の承認を出していたが、この基準さえ満たすことができないまま搬出されたのだ。

新型コロナのパンデミック状況がことし初めに比べて緩和されると、とりあえず診断キットの在庫を積み上げていた雰囲気も変わった。診断キットなど医薬品の仲介貿易を扱う業界関係者は、「海外の政府が一旦『急火』を消すと、承認を出していた診断キットを再検証し始めた」とし「初期に抗体診断キットを作る一部企業が中国製の汚染された抗体を輸入して使用し、エラーが生じて返品された」と伝えた。

結局、価格競争は避けられない水準であるため、技術開発を通じて新たな方式の製品にアップグレードしなければならないという分析が出ている。韓国バイオ協会のイ・スンギュ副会長は「上半期に享受した高価な『K診断キット特需』はこれ以上享受することは難しくなった」とし「今後、第2次パンデミックが来た時に備えた事業の多角化が必要」と述べた。


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