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【#朝鮮日報】被害者の絶叫は「6階の朴元淳勢力」に阻まれた

2020-07-16 03:01:41 | 海外の反応
朴市長が選任した側近、わいせつ行為の報告受けても黙殺
 故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の元秘書、Aさんが朴前市長からわいせつ行為を受けたとする被害事実を市側に報告したものの、朴前市長を補佐していた市長秘書室の政務担当者がもみ消していたとみられることが14日までに判明した。本紙の取材を総合すると、Aさんからわいせつ行為の被害事実を聞き及びながら黙殺した人物は秘書室の政務担当者(5級秘書官)のB氏であることが分かった。

 Aさんの代理人を務める韓国女性の電話、韓国性暴力相談所は13日の記者会見で、「Aさんがわいせつ行為の事実を市内部で報告し、支援を行ったにもかかわらず、市関係者が『そんな人ではない。単純な失敗として受け止めろ』と言って黙殺した」と指摘した。Aさんの弁護人、金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士は「市関係者」とは秘書官だと明かした。金弁護士は「Aさんが性的に苦しめられたことについて、秘書官に部署異動を求めて言及したこともある」と語った。

 ソウル市では秘書官は市長秘書室に所属する5級公務員だ。4級は補佐官、6級以下は秘書と呼ばれる。主に「別定職(特別職)公務員」が多いが、一般職公務員が秘書官に任ぜられることもある。朴前市長の在任中の秘書室には通常10人余りの秘書が勤務していた。Aさんが朴前市長からわいせつ行為の被害を受けたとされる2015年7月から19年7月までの秘書室長は、現市長権限代行の徐正協(ソ・ジョンヒョプ)氏(15年3月-16年7月)、許栄(ホ・ヨン)氏(16年7月-17年3月)、金周明(キム・ジュミョン)氏(17年3月-18年7月)、呉成圭(オ・ソンギュ)氏(18年7月-20年4月)らが務めた。

 本紙の取材を総合すると、Aさんが朴前市長からわいせつ行為を受けたと報告し、支援を求めた当事者は政務担当の元秘書官B氏だったという。匿名の市関係者は「B氏が記者会見で言及された黙殺の当事者だと聞いている」と話した。B氏はソウル市の政務担当秘書官の中でも比較的長く朴前市長を補佐した。本紙はB氏に携帯メールを送り、説明を聞こうとしたが、回答を得られなかった。

 政務担当の公務員は青瓦台、政界と意思疎通を図り、朴前市長の政治的な行動を管理する。政務担当が執務を行うのは市長や副市長と同じソウル市庁新庁舎6階にある。そのため、ソウル市の公務員の間では「6階の人々」で通じる。11年11月に朴前市長が就任後、与党や市民団体出身の人物が大挙して「6階」に起用された。政務担当者は秘書陣を含め20人余りだ。うちB氏をはじめ、コ・ハンソク元秘書室長、チャン・フン元疎通戦略室長など地方別定職の27人は朴前市長の死亡が確認された10日、自動的に免職となった。クォン・ジョンスン氏(政策特別補佐官)、イム・スンヨン氏(ジェンダー特別補佐官)、イ・ミンジュ氏(公報特別補佐官)ら市長の特別補佐官陣は任期が残っている。

 政務担当者は朴前市長が自殺した後、一切連絡が取れない状況だ。クォン・ジョンスン政策特別補佐官とイム・スンヨン・ジェンダー特別特別補佐官は14日、休暇を取得し出勤しなかった。イム氏を含む政務担当者が姿を見せないことから、わいせつ行為で朴前市長が告訴された事実が市長本人に漏えいした過程にも政務担当者の一部が関与しているとの報道がある。複数のメディアは特にイム氏が朴前市長自殺の前日に当たる今月8日、朴前市長に告訴事実を知らせたと報じた。また、同日寄る、イム氏をはじめとする最側近が対策会議を開いたとの報道もある。

 野党未来統合党は14日、「ソウル市が組織的に黙殺したという情報提供がある。検察は特任検事を任命するか、特別捜査本部を設置し、隠ぺい、機密漏えいを徹底的に解明すべきだ」と主張した。

鄭智燮(チョン・ジソプ)記者


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