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【#朝鮮日報】欧州からの入国者は全数検査すると言っていたのに…1444人殺到し二日で方針撤回

2020-03-26 02:31:41 | 海外の反応
専門家ら「非効率的」警告も政府が一日1200人と予想し準備…人員不足で隔離できず

あわてて「無症状者は後で検査」

 韓国政府は22日、ヨーロッパからの入国者全員に対して入国時に新型コロナウイルス検査を開始したが、その二日後に無症状で入国した韓国人に対しては一度帰宅後、三日以内に検査をするというやり方に変えた。検査人員が不足して検査が遅れたり、待機施設が不足して空港を抜け出した入国者が後に陽性と分かったりするなどの問題が浮上しているため、慌てて検査方針を変更したものだ。

 これは、中央防疫対策本部が24日、「午後2時よりヨーロッパからの入国者のうち、症状がない韓国人は自宅近くの保健所で三日以内に検査を受けるようにする」と発表したものだ。22日午前0時に全数検査を開始した時は、新型コロナウイルス感染が疑われる症状があれば空港内検疫所で、症状がない入国者は入国審査を終えた後、研修院などの隔離施設に移動した上で検査を受けることになっていた。

 ヨーロッパからの入国者に対する全数検査が始まると、空港内外でさまざまな問題が起きた。ヨーロッパからの一日入国者数を1200-1300人と予想して待機施設を設けたが、22日のヨーロッパからの入国者数は1444人だった。空港では、感染が疑われる有症状者が1つのスペースに長時間入り交じって待機したケースもあった。空港で検査を受けたフランス帰りの留学生2人は隔離施設に滞在せず、検疫当局の同意の下、親の車に乗って江原道原州市内の自宅に戻った後、陽性と判定されるという事態も発生した。

 このような問題が浮上したため、丁世均(チョン・セギュン)首相は24日午前、担当者をしっ責したという。丁世均首相は同日の中央災難(災害)安全対策本部の会議でも、「この二日間、ヨーロッパからの入国者を検査する過程は円滑でなかった。我々の防疫能力が堪えうる現実的な改善案づくりが必要だ」と指摘した。

 こうした状況のため、中央防疫対策本部は急きょ修正した検査方針を発表し、「入国者が増えて疑い例も増えているのに備え、検疫を効率的にするためのものだ」と説明した。しかし、医療関係者の間からは「専門家らの懸念を無視していたのに、首相がしっ責するや、拙速な代案を出した」という声が上がっている。マ・サンヒョク慶尚南道医師会感染症対策委員長は「全数検査そのものが非効率的であり、国内で必要な防疫資源を消費するため、義務者が隔離対象を拡大し、感染が疑われる人のみを検査する方向で行くべきだ」と言った。

 最近海外から入国して感染が分かった人の中には、空港検疫や全数検査では確認されず、入国した少し後に陽性判定が出るケースが少なくない。検疫や入国後検査では無症状の感染者をより分けられないという限界が明らかになっているのだ。23日に確認された、海外から入国した感染者27人のうちの5人も入国後、国内滞在中に感染が確認されたケースだ。ある感染症専門家は「政府は専門家の意見を無視して右往左往していながら、自ら『防疫模範国』と自画自賛するのは、国民の協力や医療関係者の献身を横取りするものだ」と語った。

ぺ・ジュンヨン記者


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