建築士だからわかる〇〇教えます

梅雨の晴れ間に除草剤散布


※画像はサンプルです。管理人さんではありません、、、

今日は久しぶりに梅雨の晴れ間がのぞきました。

その一瞬をぬうようにして、管理人さんが駐車場に除草剤を散布しておりました。

以前のblogでも書かせていただきましたが、

除草剤には以下の注意書きがあります。
【危険有害性情報】
水生生物に毒性
長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性
-------------------------------------------------------------------------------
【注意書き】
環境への放出を避けること

また別途blogで本に記載されている内容を紹介させていただきましたが、除草剤を含む農薬は脳への影響も考えられます。

ただ注意が必要なことは、管理人さんは「良かれと思って」除草剤を散布している、ということなんです。
駐車場に雑草が生えていたら、見栄えがよくないですよね?
住民のみなさんが不快に思うかもしれない、という想いから除草剤を撒いているのだと推察されます。

一本一本引き抜く手間、それに要する時間などからも多くのマンションを管理しなければならない、もしくは広い範囲を管理しなければならない関係上、除草剤に頼る気持ちも理解できます。

しかし今日のように太陽がでているところで、しかもアスファルト(今日はアスファルトと塀のコーナーの部分の草に散布してました)に散布したことにより、熱せられたアスファルトからは除草剤がすぐに蒸発したようで、においがとても厳しい状況です。なにより散布している管理人さんのカラダへの影響も懸念されます。


私は風向きを考え、室内などへ入ってくることも予想されましたので、窓を閉めたり、洗濯物(久々の晴れ間なので洗濯物を干しました(笑))を室内に取り込んだりしました。

一番の問題は「知らないこと」と思います。
除草剤や農薬がカラダに与える影響、そのことを知っていると知らないとでは雲泥の差です。
知らないまま、よかれと思って除草剤を散布してしまう。

知っていれば、反対に除草剤を散布することにより住民の健康にも害があるかもしれないと思うかもしれません。

ちなみにいまでは天然成分の除草剤も販売されています。すべての商品を調べたわけではありませんのでどの商品が安全か?ということは言えませんが、例えば木酢液などは昔から除草剤として利用されてきたものです。おうちの草の手入れをお考えの方、ぜひカラダに影響のないものを調べてみてください。

まずは「知ること」、そしてご自身の身の回りからはじめましょう。

ひと・すまい・くらし
 新井 伸宏


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