土電の路線図によれば、「梅の辻」停留所より先の路線には会場は無い。
そこでとりあえず、「はりまや橋」停留所まで戻ることにした。
やってきた電車に乗り込み、座席に腰を下ろして、一息ついた(梅の辻に降り立ってからずっと立ちっぱなしだった)。
ふと携帯電話を見ると、ゆみたかさんからのメールが。
見ると、「梅の辻のうどん屋さんにいる」とのこと。
『あちゃー、なんてこった』
でも電車は既に発車していたので、どうすることも出来なかった
(ゆみたかさん、すみませんでした)。
※私達もうどん屋さんに行く前にトリデさんを探したんだけど、見つからなかった~
こちらこそごめんなさい。
はりまや橋の停留所で降りると、さっき梅ノ辻で見かけたばかりの「ほにや」の踊り子達が、電車待ちをしていた。
そういえば、「ほにや」は各会場への移動手段として、バスでなく路面電車を使用していると、以前聞いたことがあった。
ということは、この人達について行けば、次の会場へ行ける
というわけで、「ほにや」の踊り子達と同じ電車に乗ることにしたのだが……
。
車窓の外を見ると、丸い提灯がたくさんサイドに付いている地方車が路上に止まっているのが目に飛び込んできた。
『「上町よさこい鳴子連」だ!』
さて、どうしよう。このまま「ほにや」について行くか、それともここで降りて、「上町よさこい鳴子連」を見るか……
停留所で止まった電車の中で究極の選択を迫られた私だったが、一瞬迷ったあげく電車を降りることにした。
路上にかかっているゲートを見ると、「さえんば」とある。
そう、次の会場は菜園場競演場だった。
スタート地点とおぼしきゲートの近くでは、「上町よさこい鳴子連」の踊り子達が待機していた。
サーモンピンク(?)地に華やかな柄の衣装で、頭には緑色の被り物をしていた。
地方車のサイドには赤い字で「上町」と書かれた丸い提灯がいっぱい取り付けられていたが、よく見ると提灯の中にはお化けのように、舌を出した顔のようなものも混じっていて、地方車製作者の遊び心が感じられた。
上町よさこい鳴子連の前では、「うげうげ王国」という何とも風変わりな名前のチームが演舞を始めていた。
楽曲はよさこい鳴子踊りの曲に比較的近いアレンジの曲を使用していたのだが、決定的に違っていたのは本来「ヨイヤサノサノサノ」というかけ声を
「うげうげうげうげ」
としていたことだった
高知から帰った後もしばらくは、このかけ声を思い出すたび笑いがこみ上げてきて、困ったものだった。
しかしながら、後で調べたところ、高知には「歓待する、もてなす」という意味の「うげる」という言葉があり、それがチーム名の由来だということである。
「うげうげ王国」関係者の皆様、笑ってしまってすみませんでした
さて、お待ちかねの「上町よさこい鳴子連」の出番だ。
その演舞前のやりとり。
「今日の主役は?」
「はーい」
「上町」
「えへっ」
………………
確かに「上町よさこい鳴子連」は子供達が主役のチームだが、『そこまで子供らしさを強調しなくても…』と、石頭の私は思ってしまった。
伸びのある女性の歌声による楽曲に合わせて、かわいい踊り子達が踊り進んでいく。
そして「上町よさこい鳴子連」といえば、忘れてならないのは特大フラフである。
やたらでかいチーム旗を力任せに振りまわしているチームは飽きるほど見てきたが、やはりフラフは風流な絵柄といい、豪快さだけでなく優美ささえ感じる振り方といい、こうしたチームとは一味違う。
私は、心ゆくまでフラフがたなびいている様子をビデオカメラで撮影したのだった。
さて、「上町よさこい鳴子連」に続いては、どんなチームが来るのだろうか。
私は、待機している地方車で確認することにした。
すると、「升形(withアクア)」「一期一笑」「安芸 東陣」そして先程梅ノ辻で見た「國士舞双」や「高知シニア」などの地方車が止まっていた。
うーむ、思わぬ掘り出し物のチームがあるかもしれないが、時間的に余裕がない私としては、生で演舞を見ておきたいチームは他にまだまだある。
『ここは、別の会場に移動した方が良いかも』と思った。
とはいえ、1チームを見ただけでこの会場を立ち去るのはおとましいような気がしたので、周辺を散策することにした。
梅ノ辻よりもやや狭い道路の道沿いには、長年この地で商売を続けてきたことが想像される店舗が建ち並んでいた。
そうした店舗の軒先では、祭りにあわせて焼きそばなど色々な出店も出ており、私はその中の1件でペットボトル入りのお茶を購入した。
会場近くの公園では、色々なチームの踊り子がたむろしていた。
また、町内の一角に「菜園場」という地名の由来を記した案内板が立てられているのを見かけた(写真撮るの、忘れた……)。
会場周辺の散策を終え先ほどのゲート付近に戻ると、「高知シニア」の方々が出番待ちをしていた。
『この方達は、一体どんな人生を送ってきたんだろう。
私にはわからない苦労もしてきたんだろうな…』
そんな事を考えながら踊り手さん達の間を通り抜け、私は菜園場町停留所へ向かったのだった。
*その7「知寄町競演場」へ続く
リオのカーニバルを彷彿とさせる白い衣装の方、私が見た時はずっと背を向けていた状態だったので、waniさんのレポートを読んでいなければ、地方車の上にあるオブジェだと思うところでした(爆)。
今回は残念ながら菜園場チームの演舞を見ることは出来ませんでしたので、いつか見ることができればと思います。
結構チームがあるんだなぁ・・・って実感
踊ってると、自分のチームの前後や移動中ちょこっと
見れるくらいだからね。。。
そう思うと、追っかけも捨てがたいwww
ちなみに梅の辻の先にはほにやが練習場所に使ってた体育館がありますよ
あっ、またトリデ氏のレポに私は出てくるのかしら
踊り子として参加していると、当日は演舞や各会場への移動などでいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
見るも良し、踊るも良し、色々な楽しみ方ができるのも、よさこい祭りの良いところだと思います。
かおるん様の再登場は、申し訳ありませんが、か~なり後になりそうです。
こう書けば、「梅ノ辻」の後、私がかおるんさんをどの会場で見かけたか、うすうす察しがつくのではないかと。
そう、彼(彼女?)は有名人ですよ
一度、お店にも行きたいと思っています
たまたま写真に写ってたけど、トリデさんは絶対わかってないよね~?って主人と話してました
しかし、さすがトリデさん、waniさんレポートでご存知でしたか
かおるん
よさこい効果で卓球が上手くなっているかおるん
私もびっくりしました。
なんつーかバランスが良くなってるよ
姿勢が良くなってるから、ボールも打ちやすそうだし
これで練習を続ければね
そういえば、かおるんは去年の追っかけで高知デビューだったんだもんね
そして、二度目の高知は踊り子だから「よさこい祭り」自体をまだよく見てないかもね。
(去年もほにやしか追っかけなかったしね)
実際は、もっともっと多くの個性的なチームが多く参加しているので本当に面白いのよ
よさこいが終わったところなのに早くも懐かしく見てます♪
高知ならほにや、はもちろん、笑楽、なんゆに、俵屋。北の石狩流星海、GAZE,GUSH,CRAZE、魂福よさこい連など。
なかでも07年ナンバーワンの平戸風神社中のはいや07、は震撼し、涙こみ上げること間違いなし。
送付ご希望者は以下へ。
bunnbunnshimada@mail.goo.ne.jp
えっ
高知市民の方でも知らない事が書いてありますか?
どの部分ですか~?
結構、それに興味がそそられる
私も数年前に行った龍馬祭で彼(彼女)を初めてお見かけましたが、それ以来です
なんか、得した気分になりますよね
道頓堀さま
w(゜o゜)wワオ!!
道さんが選ぶベスト20ってすっごい興味があります~
だって、いつも送ってくださっているDVDもかなり内容が濃いですからね