土佐のおきゃく-6

現地ガイドこちさんが、車で観光案内してくれました


最初は去年から行きたかった「堤さんバンド」のギターリスト高橋さんが

経営しているという喫茶店に連れて行っていただきました。

私はプチコーヒー中毒なので、旅先でも飲みたくなるのです。

以前は旅行に行く時もドリッパーとサーバー持参してたぐらいです。

知らない喫茶店に入って薄いコーヒーを飲むより自分で作ったほうが美味しいもんね




さてさて・・・。

「着いたよ」というこちさんのお言葉で目を疑いました。

「？？？　ここ？　人の家じゃないんですか？」








しかし、よく見ると看板があります。







ここは閑静な住宅街。

この広い敷地には逞しい大木があったり、季節の花々が咲きほころんでいたりで

お庭だけ見ていても楽しめます。






テラスでもお茶できるんですよ
でも、この日はさすがに寒いので店内へ・・・







実はこちらのお店は「住まい兼喫茶」をやっているそうで
こんな素敵なおうちに住んでみたい・・・。
と、きっと誰もが思うに違いないというほど素敵なおうち








玄関を入ってすぐ右手には和室があり、アンティーク調の箪笥などが置いてあります。








もちろん、店内もアンティーク調







あっちにも・・・。








こっちにも・・・。








ノスタルジックな哀愁漂う備品が








しばし時を忘れる、というか時間の観念がない懐かしく暖かい空間ですが







この他にもまだ柱時計や壁時計がかざってあり、ちょうど１１時になった頃



「ぼ～ん　ぼ～ん・・・」


と歴史の重みを感じさせる音が響き渡ります。


数分違いにしてあるので、ひとつが鳴り終ってから「今度は自分の番だぞ」

とでも言うかのように、違う時計が静かに鳴り始めます。

これがねぇ・・・不思議と全然うるさくないんですよ。

この「ぼ～んぼ～ん」はとっても心地良い音なんです。

なんていうのか・・・懐かしくて暖かい重低音が心に響くっていう感じ

お庭も素晴らしいし、調度品も素敵な物ばかりだったけど、私が一番心に残ったのは

この時計たちが奏でてくれた、時を知らせる優しい音でした。






やっぱ「セピア色」でしょっ
























読めますか














懐かしいテレビですね・・・実はこれって・・あっ、止めておいた方がいいか
ねっ、高橋さん







サンドブラスト？のような模様もみんな違うのよ







奥様お手製のケーキはめちゃ美味しかったです








コーヒーもきちんとしまりがある味わい深い美味しさで幸せでした

（前日に帯筋で入った喫茶店のコーヒーは薄かったけど・・。）

で、今回初めて知ったのですが高知ではコーヒーの後にお茶が出てくるんですよ







前日に入った喫茶店でコーヒーの後にお茶を出された時に思わず

「あれ？　これ何ですか？　頼んでいませんが・・」

と言うと

「高知では飲み物の後にお茶を出すんです。聞くところによると

早く帰れっていう意味もあるらしいですけど（笑）」

と可愛らしいウェイトレスさんはニコニコと説明してくれました。

ありゃ・・。　長居しちゃまずいのかな・・・。

と思いながらも女３人の会話はとどまること知らず、

あっという間に１時間以上経っておりました。

でも、お茶のサービスはなんとも心温まりました。


高知の皆さん、一度是非この素敵なお店に行ってみてね

美味しいコーヒーは３５０円でしたよ

こっちじゃ安くても（不味くても）４００円はしますね。



一日の始まりにこんな素敵な空間（お店）を体験できてとっても幸せでした。
また、高知に行ったら是非伺いたいです。
でも、場所がわからん・・・。



こちさん、高橋さんご夫妻、ありがとうございました。
　　　




次はどこかな？

ヒント：周囲２０ｍ、３０００年