来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、
8ヶ月前の話をすると、鬼は何をしてくれるのでしょう。
今年のお正月の出来事です。
年末の記事で書いたように、九州から姉一家が上京してきました。
姉、姪1、姪2、甥1、甥2の、総勢5人。
一人住まい用の小さな2DKの我が家に、6人で3日間を過ごすのです。
さてどうなる事やら、と戦々恐々の母。
出来うる限りの準備をし、作った事のない量の料理を作り、
嵐の襲来を待っていました。
そして、2日の夕方。ついにやってきました。
「お邪魔しま~~すっ!」 の声とともに、
あっという間に我が家の小さな玄関は靴と荷物でいっぱいに。
一人暮らしに憧れる年頃の姪1(高1)と姪2(中2)は、
「 広~い! 」 ← ちっとも広くなんかない。
とか、
「 可愛い~! 」 ←誰が来ても「殺風景だね」と言われる部屋。
とか言いながら、家中を見て回る。
甥1&2 (双子。小学6年)は、息子たちがいる部屋に突進。
今までにも私の友人が何人か遊びに来たことはありました。
でも来るとしても、いい大人ばかり。
家の中がこんな大騒ぎになったのは初めてです。
その突然の大騒ぎに、息子たちは・・・・。
い、いらっしゃいませ。
(母ちゃんの大切なお客様だ。ちゃんとご挨拶しなくては・・・。 )
チョビは、しっかり長男としての役目を果たしてくれました。
恐がる事も、人見知りする事もなく、お行儀よくお出迎えです。
シャアは・・・・
シャアは? どこいった?
いたいた、ここにいました。↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(声も出ず。)
結論から申しますと、シャアは姉一家が我が家にいる間、
このままの状態で過ごしました。
ビビリやの弟の分も、チョビがお客様のお相手をします。
←甥1(双子だけど叔母にはわかる)
はじめまして、ぼくの名前はチョビです。
あの、ぼくのなまえ・・・
チョビの必死の自己紹介を聞く間もなく、甥はチョビをオモチャに。
甥2 & 甥1 →
先を争ってチョビにちょっかいを出します。
( 首絞めてる・・・。 )
動物が大好きで、将来は獣医になりたいという姪2は、
トンネルに隠れたシャアに付きっ切り。
なんとか仲良くなろうとしましたが、とうとうその願いは叶いませんでした。
ごめんね、姪2。 今度来たときはまた頑張ってみて。
姉たちを車で送ってきた父を加え、総勢7人での食事。 す、すさまじい・・・。
テーブルがそんなに小さいわけでもないけれど物が置ききれず、
各自のコップや器がいくつか床の上に置かれることに。
当然父が泊まるスペースなんかありませんから、
食事してちょっと一服した後、父は一人寂しく帰宅。
お風呂に入るのも、布団を敷くのも、寝る前の歯磨きも、
とにかく全てがてんやわんやの大騒ぎ。
バスタオルも、食器も、全てが総動員。
うちってこんなに狭かったっけ
うちってこんなに暑苦しかったっけ
冬なのに、暖房いらず。 人が多いのって、あったかいんだ。
翌3日、姉一家は朝早く、某観光地へ出発しました。
しぃ~~ん・・・・・
急に周囲の音がなくなり、耳が聞こえなくなったか?と思うほどでした。
我が家から音が消えて10分後。
シャアが恐る恐る様子を窺いながら、半日ぶりにトンネルから出てきました。
← シャコタン
・・・が、夜にはまた小型台風が上陸し、シャアはトンネルへと。
ごめんね、シャア君。
お母さんの大切なお客さんだから、もうちょっと我慢してね。
そして4日の朝。
アッシーと化した父の車に乗り、姉一家は帰って行きました。
はぁ~~、脱力。
こんなに騒々しかったのは、何年ぶりだろう。
果てしない疲労感・・・。
でも、久しぶりにみんなの元気な顔が見れて、嬉しかったです。
また来てね、みんな!
でも、今回は甥1、2がまだ小振りだったからなんとか乗り越えたけど、
(小学6年生なのに、3年生くらいにしか見えない)
この子達が大きくなっちゃったら、いっぺんには無理。
もっと広い家に引っ越せるように頑張って働くけど、
無理だったら分割して来てね。
叔母は大量の食事を用意して待ってるわ。