おまけ ～嵐のあと～

前回の記事 『新春の出来事』 のおまけです。

 

 

１月４日の朝、姉一家が帰って行きました。　

 

果てしない疲労感に襲われて、しばらく放心しているうちに　

お昼が近くなっていました。

 

そうこうしているうちに、まだ年始休み中だった彼が我が家に到着。

 

やっと普段の生活が戻ってきた・・・・・

 

と、二人でのんびり昼食を食べ、コーヒーを入れてホッと一息。

 

すると、彼が突然爆笑しはじめました。

 

 

「 どしたの？ 何が可笑しい？  」

 

「 チョビ君たち、よっぽど疲れたんだなぁ。 爆睡してるじゃん。 」

 

 

今まで、私自身も呆然としていたため、気が付きませんでした。

彼に言われて息子たちを見ると、チョビもシャアも爆睡していました。

 

 

 

 

チョビはベッドのなかで昏々と眠っていました。

通り際にうっかりベッドを蹴ってしまっても、ピクリともしません。

 

 

 

　シャアは、ホットカーペットの上で熟睡。

いつもは彼が来ると速攻で逃げていくのに、

彼がすぐ近くに座っても、全く目すら開けません。

 

 

二匹とも、とにかく、寝る。寝る。寝る。・・・・・・

 

 

爆睡する息子たちを眺めながら、彼は

 

「 こりゃ相当疲れたんだね。猫でも疲れるんだなぁ。 はっはっは  」

 

と笑い、静かでいいや、と言っていました。

 

 

そりゃ疲れるよ。あの大騒ぎじゃぁね。 　アンタは知らないから笑っていられるのよ。

 

 

洗濯するためにタオルケットをシャアから取り上げ、

代わりにバスタオルを置きました。

目を開けずにジリジリとバスタオルを手繰り寄せ、眠り続けるシャア。

 

 

 

カメラを持ってどんなに近づいても、ピクリともしません。

 

 

　　

 

ごめんね、シャア君。 疲れちゃったよね。

ゆっくり寝ていいんだよ。

 

 

結局、この日、息子たちはこのまま夜まで眠り続けましたとさ。

 

猫をも疲れさす、小型台風のすさまじき破壊力。