ほんのり幸せな日々

猫と一緒の毎日は、ほんのり幸せ。

シャアのこと

2022-04-20 | 猫たちの事

2022年4月9日 土曜日 10時30分


シャア、永眠


18歳7か月と2日(推定)、

うちの子になって18年4カ月と16日目でした。

最期まで最高に可愛い子でした。

 

もう、時間をかけて柔らかいご飯を用意しなくてもいい。

ご飯を食べる間中、つきっきりでいなくてもいい。

あちこちに落とすウ○チを拾って歩かなくていい。

会社から帰る時、駅から走らなくてもいい。

夜中に気になって何度も目を覚まさなくてもいい。

それが、たまらなく悲しい。

 

亡くなる2日前、シャアが歩けなくなった。

これから始まるシャアの介護のためにいろいろ用意した。

でも、それも使わないうちに旅立ってしまった。

私に負担をかけまいとしてくれたのかな。

でもね、どんなに大変でも、まだまだ一緒にいたかった。

 

チョビ、シャア君がそっちに行ったよ。

二人で仲良く待っててね。

またいつか、みんなで一緒に暮らそう。

 

シャア君、今まで一緒にいてくれてありがとう。

シャア君、またね。

 

 


チョビのこと

2021-02-25 | 猫たちの事

2021年2月13日 土曜日 14時15分


チョビが天国に旅立ちました。
19歳2か月と6日の一生でした。
うちの子になって19年と6日目でした。


その週の月曜日に病院で血液検査をして、年齢の割には良い数字だと先生に褒めてもらっていました。
加齢から弱ってきてはいましたが、特に病気もなく、前日の朝ご飯もしっかり食べていました。
夜ご飯を匂いを嗅いだだけで食べず、寝る頃には歩くとよろけていたので、翌朝病院に行こうと思っていました。
明け方頃までは自分でトイレに行きましたが、朝8時くらいには立てなくなっていました。
呼吸が急激に弱々しくなり、素人目にも「もうダメだ」と思いました。

病院には連れて行きませんでした。
狭いキャリーの中で逝かせるわけにはいかないと思いました。
みんなで過ごしたおうちで、お布団の上で逝かせてあげたかった。

別の部屋にいたシャアが大きな声で鳴いた時、それに答えるように精一杯の声で鳴きました。
ずっとチョビの手を握っていた私がトイレに立つと、戻った私に「どこ行ってたの?」と抗議しているかのように鳴きました。

お昼前には体を起こすこともできなくなり、小さく小さく呼吸をしていました。
体を撫でると、気持ちよさそうに、甘えるような小さな声で鳴きました。
一生懸命手を伸ばして、顔を寄せて泣く私の頬に触れてくれました。

最後の時、息をしているかどうかもわからないくらいになっていたチョビが、
足を動かし、手を動かし、体を起こそうとしました。
けれど、小さく痙攣して、そのまま動かなくなりました。

最後まで、チョビは頑張りました。
あまりにも突然ではありましたが、長く闘病に苦しむこともなく旅立ちました。
このコロナ禍で在宅勤務になったことで、最後の一年は長い時間を一緒に過ごし、しっかりと付き添い看取ることが出来たのがせめてもの救いです。

チョビは私にとって特別な子でした。
家族よりも大事な子でした。
チョビがいたからツラい時期を乗り越えられました。
まだまだ一緒にいられると思っていました。
もっともっと一緒にいたかった。

あれから12日、チョビがいない時間を送っています。
これからもずっと、チョビがいない毎日が続くんだな。
いつか、懐かしく、温かい気持ちでチョビを思いだすことが出来る日が来るのでしょうか。
今はまだ、ただただ悲しくて、寂しくて、思い出しては泣いてばかりです。
でもシャアや他の子たちと一緒に、心の中ではチョビも一緒に、頑張っていきます。

どうか、どなたかの目に留まりますように。
ブログの中ではありましたが、チョビを可愛がっていただいてありがとうございました。

 


鬼コーチ。

2011-04-04 | 猫たちの事

こんにちは。
すっかり春めいた毎日に、頭も春めく猫ママです。

 

さて、ある休日の昼下がり。

シャアが花に、特訓を提案しました。

 

シャ 「 おまえもそろそろ、心からリラックス出来るようにならないとな。 」

花 「 ・・・。 まぁ、そう思わないでもない。  」

シャ 「 ボクが教えてやる。 その代わり、ボクの特訓は厳しいぞ。  」

花 「 ・・・。 まぁ、特訓も悪くないかもね。  」

シャ 「 リラックスといえばゴロ寝だ。 基本中の基本だぞ。ほら、やってみろ。 」

 

 

花 「 こ、こう?  」

シャ 「 違う違う! 頭が浮いてたんじゃ、リラックスなんか出来ないだろ。 」

 

 

花 「 こ、こうかしら。 ( 結構本格的ね。 ) 」

シャ 「 お、いい感じ!

 

 

シャ 「 先生のをよく見なさい。 ほら、こうやって、ダラ~ン だ。  」

花 「 だ、だら~ん ・・・ ですね。 」

シャ 「 よし! ゴロ寝は合格だな。  」

 

シャ 「 次はリラックスの王道、ペロペロの技だ! よく見ておけよ。 」

シャ 「 ほら、まずはこうして・・・ サリサリサリ・・・ 」

花 「 ダラダラ~ ダラダラ~。  」

 

 

シャ 「 このあたりが結構難しいんだ。 こう、グッと腰を丸めて・・・ 」

花 「 のび~。 くぅ~~っ! 」

 

 

シャ 「 おぃ。 おまえ全然見てないだろ。  プンスカ 」

花 「 なっ、なによっ! せっかく気持ちよく伸びてんのにっ! プンスカッ 」

 

 

シャ 「 ごめんよ、花。 でもボクがコーチなんだから、ボクの言うことを・・・。

花 「 ふんっ! 」 スタスタスタ・・・

 

 

ポツーーーーーーーン。 


シャ 「 ・・・・・・・・・・・・・・・・。 」 

 

 

そしてコーチが一人残されましたとさ。

 

惜しい、

惜しいよ、シャア君。

本当の鬼コーチまでは、まだまだ遠い・・・。

 

 


無事な姿

2011-03-12 | 猫たちの事

現在、3月12日の午前2時20分です。

会社で夜明かしをしている母のもとに、姪から写メが送られてきました。

 

 

画像がちょっと悪いですが、我が家の3兄弟の無事な姿です。

ぽこさんからいただいた、3段の立派なケージですが、

3段目に全員が乗るのは、やはり相当な無理があり・・・。

 

それでも、3兄弟はギュウギュウになって同じところに寄り添っています。

やっぱりみんな、怖かったんでしょうね。

 

どうか、大きな余震が来ませんように。

これ以上、怖い思いをしなくて済みますように。

 

皆さんも、どうかご無事でありますように。

心からお祈りしています。

 


地震の後。

2011-03-11 | 猫たちの事

地震、すごかったですね。

皆さん、お怪我はありませんでしたか?

 

私はそのとき、会社にいました。

あまりの揺れに世間は大騒ぎになり、

私の会社も全員帰宅ということになりました。

 

でも、電車は全てストップし、復旧の目処も立たないとのこと。

歩いて帰ると、5時間以上の道のりです。

私を含めて数人は、帰るのを諦めて会社で夜明かしすることになりました。

 

夜ご飯でも食べに行こうか・・・と言っていたとき。

家に戻った姪から、電話がかかってきました。

私も何度も姪に連絡していましたが、それまで電話は全然つながりませんでした。

その携帯に、突然電話が入ったのでビックリ。

奇跡的につながった電話は、さらに驚く連絡でした。

 

姪 「 花ちゃんがいないっ!!

   帰ってきたら花ちゃんがいなくて、チョビが窓の方を見てスゴイ鳴くから

   カーテンを開けてみたら、窓が少し開いてた!

   鍵が開いてたから、きっと揺れで少し開いちゃったんだと思う。

   花ちゃん、きっとここから出ちゃったんだよ! 」

 

目の前が真っ白になり、携帯を持つ手がブルブル振るえました。

 

どうしよう。 どうしよう!!!!

私はきっと、今日は帰れない。

でも花ちゃんを探さなきゃ。今すぐ帰って、探さなきゃ!!

 

どうしていいかわからず、思わず花の実家のママである またたびさん に

電話をかけてしまいました。

今思えば、またたびさんだってどうすることも出来ないのだから、

ただ心配をかけるだけなのに。

 

でも、そのときは本当に、藁にも縋る思いだったんです。

遠い場所から帰ることも出来ず、こうしている今も、花は寒い中で迷っている。

そう思ったら、思わず電話をしてしまいました。

 

またたびさんは、的確なアドバイスをしてくださり、

その上、電話口で号泣する私を元気付けてくれました。

姪にも直接電話を入れてくださり、花を探す指示をしてくださいました。

 

花は、呼んで戻ってくるような子じゃない。

まだ近寄ると逃げるような子なのに。

しかも、花の名前と連絡先を縫いつけた首輪は、ほんの数日前にはずしていました。

首輪が花の口にはまってしまい、ちょっとしたパニック状態になってしまったので、

一時的にはずしたところでした。

センターなんかに持ち込まれてしまったらどうしよう。

また怖い思いをさせる。

間に合わなければ、殺されてしまう!!!

 

会社でただ席に座り、何も出来ない時間が、どれだけ長かったことか。

 

夜の9時過ぎ。

姪から連絡がありました。

 

花は、帰ってきてくれました。

ベランダに出て、ベランダ伝いに同じ階のお宅を、うろうろしていたようです。

姪が、またたびさんの指示通り、ご飯で誘ってみたら、

部屋の中に、自分から入ってきたそうです。

 

連絡を受けたとき、私は歩いて帰ろうと、地図を大量に印刷していたところでした。

朝まで電車を待っているよりは、歩いて帰ったほうが早いはず。

一秒でも早く、帰らなきゃ。帰って、花を探さなきゃ。

ただその一心でした。

 

そこへ、花が戻ってきたとの連絡。

全身の力が抜けました。

良かった。 本当に良かった。

 

気持ちが落ち着いたところで、会社でこれを書いています。

まだ頭がよく回っていませんが、とにかく、ただただ 「良かった」。

 

またたびさん、ありがとうございました。

ダメな母を責めることも一切せず、元気付けてくれて、本当に感謝します。

 

姪、ありがとう。

暗くて寒い中を、一人で花を探してくれて、本当にありがとう。

 

そして、花。

戻ってきてくれて、本当に、本当に、ありがとう。

 

↑ 部屋に戻った直後の花。