一反百姓「じねん道」【百姓の100章】『農的ワークライフバランス』実践と研究日記@斎藤博嗣&裕子*4人家族(夫婦子供2)

2005年、東京から茨城県阿見町の農村へ夫婦で移住し新規就農。
こども百姓「じねん童」2人と家庭自給生活を自学自習中

「フィガロ舎」ライブラリー⑩「大事なことはみーんな猫に教わった」and俳人「富安風生」命日

2009年02月22日 | 風来書房「フィガロ舎」

本日2(ニャン)月22(ニャンニャン))日は、猫の日。
尊敬の念をこめて・・・
・風来書房「フィガロ舎」ライブラリー⑩記念として「猫本」
・以前紹介した「松本道介」さんから送られて来た「季刊文科43」で紹介されていた
「猫俳句」を紹介します。

風来書房「フィガロ舎」ライブラリー⑩

大事なことはみーんな猫に教わった

著者・S・ベッカー 
訳・谷川俊太郎
飛鳥新社
1991年4月

ソフトに。クールに。神秘的に。
日当たりのいい場所をすべて知っておくべし。
この本は、ひょっとしたらあなたの人生を変えるかもしれません。
少なくとも
「いねむりする時間ぐらいはいつでもあるんだ」
ということを気づかせるでしょう。



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俳人 富安 風生(とみやす ふうせい)命日
1885年4月16日 - 1979年2月22日

「何もかも知ってをるなり竈(かまど)猫」

富安風生(とみやす ふうせい)
句集『十三夜』所収、昭和九年作

「田舎家の竃に蹲る猫、竃の灰のぬくもりにすくんでいて驚いてとび出す猫。
黙って興味をもって人の話をきいており、家庭の内緒ごとなど皆目にとめて
知っていながら、知らん顔をしている猫というこの人の悪い、
しかし何という可愛いヤツではあることか。」


夏は、涼しい場所見つけの名人だった猫が、冬になると今度は、縁側の陽だまりだとかストーブの前だとか、コタツ布団の上など、その時々の一番暖かい場所を探しつけて過ごします。田舎の台所にはまだ竈(かまど)のあった時代、薪が燃える竈の前は、当然猫お気に入りの場所で、目をつむって、じっとうずくまっています。そして、火が落ちると竈はさらに格好の場所になります。寒がりの猫は、なんと火を落としたあとの生暖かさの残る竈の中へ入って、ぬくぬくと灰にまみれて寝入るのです。


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