法昌寺 kokoniari

北緯45度にある小さなお寺より発信

非常食と焙じ茶

2017-11-24 | 日校

(じ)記

日曜学校に来た子どもは巻物に名前を書くことになっています。
巻物は1年ごとに新しいものになります。

6年間通った子が1年生時に書いた自分の字を見て
「えええ!こんな字だったんだぁ」
と筆跡や足跡を振り返ることもあります。
この巻物、ずいぶん溜まりました。
写真は一部。いつか全部広げて見てみたい。

今月(11月)は7名の子ども達が記帳しました。


午前中はお勤め(お経を読む)と法話です。

法話は3.11東北震災の話からでした。
現地に駆け付けたお坊さんの話を子ども達は
静かに聞いていました。
6年前の震災。
6年前と言えば子ども達は乳幼児。
震災の事はメディアで見聞きしているかもしれませんが
知らない子もいました。


お昼ご飯を食べたあとは外遊び。
川に雪玉を流したり、鬼ごっこや雪遊び、
寝転んだり、小山登り・・・などなど。







本堂に戻ると順子さんがリュックを持ってきて
「これは我が家の非常袋です」と。
中味を一つずつ出し見せてくれました。
非常食、懐中電灯、飲み物、お薬、紙パンツなど、お坊さんの家族が
必要なものです。
でも、非常事態では持って出られないかもしれない。
でも、でも、もしかしたら持って出られるかもしれない。
だから用意し玄関先にいつも置いているのだそうです。


非常食は缶の中に入った乾パンやビスケット、パン、ラスクなどでした。
「今日は非常食を食べてみよう」
と、全部開けてみました。
缶入りのパンは30分ほど出しておくと膨れるのだそう。

パンが膨れる間、お茶の用意をすることにしました。
「お茶を焙じましょう」と順子さん。
ほうじる???
ちょっと古くなった緑茶も焙じることで美味しく飲めるというのです。




玄米茶も焙じてみるとより香ばしい!
ハーブティーも焙じてみました(笑)

本堂は焙じたお茶の香りでいっぱい。
Yちゃんはこの香りがちょっと苦手でした(笑)

非常食とほうじ茶と、法昌寺キクイモの漬物で
おやつタイム。

外にある葉っぱや草なんかも焙じたら飲めるかもしれないね、という
話も出ました。


最後に絵本と素話を楽しみ

恩徳讃を歌い、11月の日曜学校はおしまい。

また来月遊びましょ。


オマケ
お迎えまで時間があったので、やっぱりゲーム!(笑)

















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