布袋駅舎保存会(旧ほていコミュニティ協議会)

愛知県は尾張の地、布袋のまちづくり活動を紹介するページです。令和2年春より布袋駅舎保存会が運営。

布袋駅 ホームの柱

2012-06-27 | 布袋駅

先般の新聞掲載により多数の問い合わせをいただきました。その中でも、犬山の斉藤様からおもしろい情報が・・・

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犬山の斉藤です。

布袋駅舎保存会の皆様

本日の中日新聞日曜版をみました
活躍ご苦労様です。

私も時々布袋駅は急行への乗り換えで利用させてもらっています。
数か月前になりますが、布袋駅の名古屋方面行きのホームの柱には
古いレールが再利用されています。このレールをよく見てみると
側面にカーネギースチール、USA1900などと刻まれています。
これは鉄鋼王で有名なアメリカのカーネギースチールで1900年に
作られたものと思います。ちょうど布袋駅ができたころにレールとして
使われていたものがいつの頃かリサイクルされたのではないかと思います。
工事が進行中ですので残っているかわかりませんがお知らせします

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この投書をいただき、メンバーの山田さんが調べてくれました。

「名古屋鉄道百年史」のP80より

 郊外線の施設の概要は次のとおりである。線路は押切町~東一宮間18.9キロの複線、岩倉~犬山口間14キロ余の単線、犬山口~犬山間0.9キロの複線、枇杷島橋~新津島間13.9キロの複線であって

レールはカーネギー製30キロ平底軌条

停車場・停留場合計36カ所、客車・貨車110両、電力は名古屋電燈の木曽川発電所から受電した。会社は創業以来火力発電所で電力を自給してきたが次第に石炭価格の上昇に悩まされるようになったので、郊外線進出を機に買電に切り替え、南鍛治屋町に変電所を新設して品緯線に配電し、従来の火力発電設備は予備とした。郊外線は岩倉に変電所を設置した。現在は明治村に移設され、土川記念館として展示されている。郊外線の総工費は303万6,286円であった。

ご指摘のとおりでありました。情報ありがとうございました