放浪記

バブル崩壊/討たれし平家の公達あわれ



90年バブル期に前製版責任者が退職、私が後任になった。

改革①100万円ほど毎月製版材料の仕入れがあった。見積もりとって社長に提案。仕入れ先が変わったことで、90万円で買えることになった。毎月10万円の材料費が削減できた。年間120万円。

改革②次にネガ焼きのみだった刷版でポジ焼きも始めた。
2000円の加工高で月に300版焼けば60万円利益増。
300×2000=600,000
60×12ヶ月=年間720万円利益増。

①+②=120+720=840万円。
処理液や残業代を払っても社長にとって悪い話ではない。

38歳アルバイト月16万円で雇われた私は、5年後には基本給28万円役職手当2万円合計30万円。残業手当1時間1800円。
ボロ会社遍歴の人生で一番の黄金期だった。

栄枯盛衰、諸行無常。
いいことは長くは続かなかった。
オフセットのシリンダー数5だった零細企業が、シリンダー数11となったバブル期。

バブル崩壊後が大変。高価な4色機2台の支払いに追われる?
営業部長が退職して私も辞めた。
受注減が著しい。
その後に倒産した。


2024/07/22撮影

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