放浪記

ドベネックの桶/倒産/成長の条件



2色機しか無かった勤務先に4色機2台が入った90年バブル期の印刷工場。
バブル景気が終わってさあ大変。
機械が止まる、従業員は遊ぶ。
好景気、不景気は資本主義には付いて回る。

経営者は、カラー製版の外注費削減を考えた。
カラースキャナーを導入してもいいと社長は言うが、私は無理だと反対した。

過去に〇〇製版時代、カラースキャナーを入れた後のボーナスがなくなった。機械は6,000万円と聞いた。
機械の支払いに追われて業績悪化したのだろう。
労基法では、ボーナスの支払いは義務ではない。

さて、内製化の為に新しく雇用した2人、「100時間残業へっちゃらです」と言うタイプなら良いが、勤務中抜け出してパチンコに行くA、定時でさっと帰りたいB。
これでは先に進めない。
軽石集めて城の石垣は出来ない。
2008年、リーマンショックの年に倒産してしまった。

◇ヒトモノカネ情報
日本国内で定着している経営資源を構成する4つの要素。
①「ヒト」は人材や組織、
②「モノ」は在庫や設備、
③「カネ」はお金、
④「情報」は技術やノウハウのこと。

ひと昔前は、経営資源といえば「ヒトモノカネ」だった。
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