大戦後満州からの引揚者は、多くが極貧だった。私は昭和23年にそんな家に生まれた。幼少期に極貧を経験している事もあり、物を粗末にしない。物欲が小さく倹約家である。90年バブル期の勤務先社長は、社長の息子、資産家の御曹司。「カネは使う為にある、使えつかえ」と何度も言った。「生活に困ったら俺が面倒をみる」なんて言わない。金の切れ目が縁の切れ目。会社は倒産した。ーーーーーーーーーーーーーーーー