〇〇製版時代、カドグラフ505を使っていた。
T印刷では残業手当不払いで会社と喧嘩、追い出されたと言ってもいい。
100時間残業で80時間踏み倒す。
労基法違反は犯罪である。
従順なら社長は機嫌がいい。
社長は顔を出さない。
総務部人事担当のOに命令したのだろう。
別室で辞めますと言った時、Oは一瞬ニヤッとした。
「この仇は必ずとる」と思った。
辞表も出さない。
離職票もない。
とにかく就職しなければならない。
職業別電話帳を見ながら、電話してダメなものを赤鉛筆で消してゆく。
当時携帯電話はない。
「面接だけでもお願い出来ませんか？」
〇〇製版ではカドグラフの担当者が空席だった。
私の履歴書にカーディーラーの整備士があり、国家資格もある。
社長は正社員として採用してくれた。
36年も昔の話となった。
刑事ドラマ｢相棒」
就職氷河期。大学卒業で正社員になれない柴田貴史が気の毒だった。
絶望の果てにビルから後ろ向きに飛び降りた。
天才杉下右京が頭を使い足を使って解決する。
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