今は年金でギリギリ生きている。
私は、酒飲まない、タバコ吸わない、賭け事しない。これは低収入にはありがたい。
33年昔。老人ホームに〇〇〇万円の寄付をしたことがある。父親が世話になった。
満州からの引揚者だった父母の間に生まれた私は、優等生で生徒会長、高校進学断念。17歳から現金書留で毎月仕送りしてた。
〇〇〇万円はサラリーマンには大金である。貧乏人のくせに、金に対する執着が薄い。扶養家族がいれば不可能。施設長は喜んだ。
その寄付をしたことを、24年間、雨の日も風の日も通った喫茶店のマスターとママに話した。他には誰もいない時間帯。
そのことを常連客のB子が聞いたようだ。
B子は「〇〇〇万円あれば私の人生は変わることができる」とメールをよこした。
相手にしない。
赤の他人、貸すことも、あげることもしない。理由がない。
その後、B子は知人から自己破産の弁護士費用を借りてトンズラした。
人の心の奥底は分からない。
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