宝泉寺 ブログ

坊主丸儲け?

新しく縁の出来た女性二人と、百か日法要後に、雑談をしていた。
その際に、「お坊さんって、すごくもうかるでしょ。葬儀のお布施をもらうと、そのまま使えるんですものね」と。
私と同年齢の方であるから、気軽に話してくれた。
そこで、私は宗教法人の役員であって、給与をもらっていることを、説明した。
源泉徴収あり、年末調整あり、確定申告あり。坊主丸儲けというシステムではない。

国税庁が公表している宗教法人の所得ランキングでは
第1位 創価学会 181億1500万円
第2位 明治神宮 16億8700万円
第3位 月窓寺  4億900万円
第4位 蓮乗寺  3億8800万円
第5位 浅草寺  3億2100万円
第6位 霊波之光教会 3億1900万円
第7位 靖国神社 3億1800万円
第8位 顕正会 2億9300万円
第9位 光専寺 2億6900万円
第10位 日本基督教団三崎町教会 2億5800万円

東海地方での第1位は
第17位熱田神宮  1億5800万円
となっている。
ここでいう「所得」の定義がわからないが、一般的には、「所得」とは収入から必要経費を差し引いた額だから、収入金額ではなさそうだ。
宝泉寺の所得となると、年間数百万円程度(年度によって、かなり差がある)となる。
一般企業に比べても、大きい金額とはならないが、一般の方々からすると、どう感じるのだろうか。
では、僧侶の月収はどれくらいかというと、調査値では35万円ほどだと言われている。
ただし、お寺からの給料をもらうどころか、企業からもらった自分の給料で、お寺を維持している人も多い。あるいは、幼稚園などを経営しないと維持できないお寺もあるので、まぁ丸儲けをしている寺院も中にはあるが、実際には丸儲けといわれるような寺院は、ごく少数だといえる。

まぁ宝泉寺は、赤字ではないし、借金もないから、かろうじて維持できているのが現状かもしれない。だから、檀家さんには借りがあると思っている。

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