絶家(後継者がいなくて絶える家)の方の後見人から、依頼があって、墓じまい後に、宝泉寺の合祀墓「御縁」に納骨を済ませた。
墓じまい後の納骨は、昔から発生していたのだが、最近は、よく耳にすることが多い。
宝泉寺の墓地でも、空き地になっている箇所があるが、宝泉寺の墓地の場合は、複数ある墓標を一つにまとめるケースが多い。ここ5年でも、完全な墓じまいは、3つの事例しかない。これも、絶家になった2つのケースと、九州在住のため墓参できないからというもの。
九州の方は、毎年遠路を墓参りに来られていたが、もう年老いたので、墓参が出来なくなったと相談を受けて、墓じまいとなった。
逆に、明日は、広島県にあったお墓をしまって、遺骨を宝泉寺に納骨をする法要がある。やはり、広島への墓参が難しくなったのが理由だ。
話は変わるが、新しい檀家さんになった方の出身地を調べると、九州が多い。五島・長崎・天草・出水。沖縄の方もいる。東北地方は、青森の方がいるだけ。九州が多いのは、集団就職の経緯が関係しているはずだ。