こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は値上がりが続くガソリン価格を取り上げました。
産油国の生産減の意思や物価上昇、更に世界的な物流の人手不足などもあり
、原油価格が上昇傾向で続いています。
その中でガソリンも価格が上がっており、200円突破もあり得る勢いになっ
ています。
政府も補助金対応で価格を抑える動きを見せていますが、ガソリン価格はつ
いに200円台の大台となるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、戦車のカードの正位置が出ています。
戦車のカードの正位置は勝利や征服、行動や積極性、突進や開拓、解放た優
勢といった意味があります。
現状を考えるとコントロールできない状況にあり、一時的に200円を突破す
る地域も出てくることになります。
また、中長期で考えると価格が下がる余地も大きくなく、産油国は下落しそ
うになれば更に産油量を抑える方向に切っていきます。
また、ロシアを間接的に支援する動きも中東の産油国には大きく、価格をで
きるだけ上げたい意思も持っています。
当面は政府としてもできる範囲は少ないので、指を咥えて見ているだけに近
い状況は避けようがなさそうです。
次に環境条件ですが、力のカードの逆位置が出ています。
力のカードの逆位置は甘えや引っ込み思案、無気力や人任せ、優柔不断や身
勝手といった意味があります。
まず国内で考えれば税収確保が念頭にある財務省がカギとなります。
価格がここまで上がった中で、今後もこの傾向が変化しにくい状況で果たし
てガソリンにかかる税率の見直し、更に石油製品に対する税率も含めた動き
を要求する流れが国内で発生します。
こうした流れを無視し続けると株価や円相場など別の経済指標にも影響が出
て、かえって日本経済の首を絞める形になります。
どちらが最終的に得となるのか、そうした読みを政治家・官僚が判断できる
か、そうしたことが議論として避けられない形になることを意味します。
また、海外に視線を向けるとロシアに対する締め付けの緩みが原油にも影響
しています。
おそらくは今後も産油国が考えるほどの需要は難しく、中国やインドも積極
的に原油を受け入れる形にはできなくなりそうです。
今年の冬の動向も気になるところですが、一時的な需要増はあっても中長期
では景気停滞が継続し、引っ張れる要素もない中ではかえって首を絞める形
になっていきます。
産油国が自分たちの利益を守ることとロシアを助けることが一体となる中で
こうした悪循環が続けば、その一体性にも大きな穴が生じていきます。
様々な要素がある中で産油国とロシアの出方がカギとなります。
その中では自分たちにとって都合の良い絵は描けないことを理解し、現状を
考慮した策を講じられるかが課題となるでしょう。