こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
最近は高齢者優遇から若い世代への支援にシフトすべきという意見が強く
なっており、政治でもそうした雰囲気の中で議論がなされています。
少子高齢化で大きく社会が変化する中で、中抜き経済構造がずっと続いて
きた日本ではムダが多い社会体制でした。
そんな中で従来から安定した票の確保ができる高齢者層に手厚いとされる
制度設計がなされた中で、見直しを図る動きも進み始めています。
総選挙でも高齢者層の支持が強かった政党も高齢者は増えても票に結びつ
かない状況を迎えて変化し始めています。
果たして日本は高齢者優遇の形から脱却し、あらゆる年代に必要な支援が
行き届く社会制度に変革することはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、皇帝のカードの正位置が出ています。
皇帝のカードの正位置は支配や安定、権威や意思、権力や防御といった意
味があります。
どうしても日本の特性として、金と票の関係性が強いためになかなか思い
きった改革が難しいのが実態かもしれません。
皇帝のカードは権威や権力を示すカードです。
政治だけでなく官僚もこうした指向性が高いため、必要な支援という形で
はなく、手っ取り早く票や金に繋がる制度にどうしても進んでしまう傾向
は変わらないのが実態でしょう。
高齢者のみに偏った方向は是正されますが、支援を必要とする人たちでは
なく、中途半端な形での制度となってしまうことを暗示しています。
そのため、政治的に安定化することもなく、常に不安定な状況が今後も続
き、翻弄されていくことになります。
次に環境条件ですが、世界のカードの逆位置が出ています。
世界のカードの逆位置は衰退や堕落、低迷や調和の崩壊、不調や不明確と
いった意味があります。
日本の政治には残念ながら軸はなく、行政にもこれといったポリシーもな
いのが実態です。
こういうと反論もあるかもしれませんが、中途半端な形で今までやり過ご
せたことが今に繋がってしまいました。
今後は人口減だけでなく、様々な問題が日本に課題を投げかけます。
こうした課題に対して、経済や産業だけでなくあらゆる領域で成長を確保
できる大きな転換を必要としています。
単純に高齢者を働かせる、外国人を雇用する、女性の労働を増やすといっ
た次元ではなく、生産性を上げられる形で経済実力を上げる手法が重要と
なってきます。
今の考え方では経済価値を下げる方向にしか進まない実態があります。
大きな転換を図って、補助金やばら撒きではなく、必要な形で経済環境を
整える方向に社会を持って行き、中抜きによる人が多くかかる構造や閉鎖
的な利権構造から脱却することが重要になるでしょう。
今のところはこうした動きにはまだ至っていません。
単純なお金の配分を変えるという視点ではない、切り口を変えた発想でな
ければ少ないパイを分け合う構造から脱却することはできないでしょう。