今回は岸田政権が解散・総選挙に打って出るかを占っています。
国葬や旧統一教会、新型コロナウイルスの対応や円安・インフレと、岸田
政権には大きな課題が降りかかっています。
また、ウクライナ情勢や対中政策など国際情勢も不透明感を増しており、
自民党内の反岸田勢力の動きも活発化しています。
こうした中で解散・総選挙に打って出るのではないかという声も政治評論
家から出ています。
岸田政権の支持率が大きく低下する中で起死回生の策として、解散・総選
挙に打って出るのかを占ってみました。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、隠者のカードの逆位置が出ています。
隠者のカードの逆位置は、閉鎖性や陰湿、消極的や無計画、誤解や悲観、
邪推や崩壊、孤独や無神経、更に黒幕といった意味があります。
解散・総選挙は自民党には不利にはなりません。
従って総選挙になれば今よりも自民党の議席が増えてしまうという不思
議な状態になるでしょう。
野党も全く準備ができていないだけでなく、全ての野党が無責任であり
、力もないことが露呈しています。
そのため、他に票を入れられる政党がないという実態もあります。
宗教に対する逆風下では公明党も動けません。
もし、戦略的にやるなら本当に効果的な対応となるでしょう。
しかし、カードの意味合いはそういったことを示していません。
もし、自民党が圧勝したら岸田内閣への信任となって、反岸田勢力は印
籠を渡される結果となってしまいます。
追い落としをかけるどころか盤石な体制を与えてしまうので、正直なと
ころは解散・総選挙は現実的ではありません。
また、反岸田勢力は事態打開できるだけのリーダーもおらず、仮に菅前
総理などを担ぎ上げても国民の反発が大きくなります。
河野太郎氏などを担ぎ上げる可能性もありますが、長老たちがこれを許
す筈がありません。
従って、陰湿な閉鎖的な密室での争いや消極的な対応、更には各々の黒
幕的な人物の足の引っ張り合いなどで、自民党はむしろ崩壊の危機に直
面するような、そんな方向に行ってしまいかねません。
即ち、自民党は岸田氏の下で挙党体制で耐え凌ぐ以外には戦術がないと
いうことになります。
年功序列や支援組織重視、保守的な体制維持や陰湿な権力争い、典型的
な老害体質など、自民党にはアキレス腱はいっぱい存在します。
もし自民党が岸田打倒で動けば、自民党の解体を加速するだけのことに
なり、誰も得をしないというのが実情です。
次に環境条件ですが、塔のカードの正位置が出ています。
塔のカードは正逆ともに悪いカードで、特に心理的な悪い状態や崩壊を
意味するカードです。
つまり、自民党の崩壊や政治的な瓦解、こうしたことを避けることが今
の自民党に必要なことだという意味になります。
反岸田を強めればその分自民党は弱体化します。
既に一党体制下になっている日本の政治を更に弱体化の危険に晒す行為
を反岸田派は行っています。
以前の占いでも同様な結果が出ており、ポスト岸田は自民党の体制には
ならないといった結果が出ていました。
自民党は危機的な状況であり、皮肉にも盤石化させた安倍氏の影響が悪
い影響として出てきました。
脱安倍政策を進める岸田総理にとっても大きな痛手ですが、これは他の
人がやっても同様な結果となります。
更に金銭などのスキャンダルが出てくることも間違いありません。
特に次を狙う人たちや重鎮たちが追い落とされるようなこともあって、
安倍派以外の派閥も他人事ではありません。
もし、何とかしたいと思うのであれば、皮肉にも岸田総理に協力せざる
を得ないということを自民党全体が理解しなければなりません。
ここ数年で流れが変わってきましたが、これからはもっと大きな変化が
生じる可能性もあります。
場合によっては女性を含めて新たなリーダーとなる政治家が登場するこ
とも考えられます。
岸田政権は今の日本を代表する最後の政権になるかもしれません。
立派なリーダー・政治家が登場するまでの繋ぎとして、しっかりとした
政治を行うこと、これを政治全体で支えることが大きな課題となるので
はないでしょうか。
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