今回は米国の中間選挙で共和党が勝利できるかを占っています。
2年後の大統領選挙の前哨戦ともなる中間選挙は共和党・民主党とも重視
しています。
結果が大統領選挙にも大きく影響するだけに世界中の注目を浴びており、
共和党は政権奪還に向けてトランプ氏を中心に動き出しています。
トランプ氏が出馬を表明している次期大統領選を占うにも今回の中間選挙
は重要な意味があり、結果はどうなるのかを占っています。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、正義のカードの正位置です。
正義のカードの正位置は、公平・公正、善行や均衡、善意や誠意、調和や
理性といった意味があります。
ちょっと今の共和党には関係の薄いワードが並んでいます。
結果としては共和党の大勝利もなく、民主党の大勝利もなく、国民が理性
的な判断をして、両党が拮抗する形での終結となることを暗示します。
もちろん、トランプ氏の影響力は排除できず、バイデン大統領が批判をし
なければならないほどの影響力もあります。
また、一方でトランプ氏に対する各種の疑惑や不正なども暴かれており、
国家機密に関わる内容やロシアとの関係など、共和党にとっても不利な条
件も揃ってしまいました。
そのため、トランプ氏によって勝ち負けにもならない勝負となり、トラン
プ氏にとっては引き続き影響力は誇示できるものの、大きな賛同や賞賛に
繋がることもない、そんな結果になってしまうことを意味します。
米国の議会は与野党拮抗状態となり、より一層内向きの視線になることも
予想されます。
国際協調の先頭に米国が立つことは今後難しくなっていくでしょう。
次に環境条件ですが、力のカードの逆位置が出ています。
力のカードの逆位置は、甘えや無気力、人任せや優柔不断、身勝手や八つ
当たりといった意味があります。
これはトランプ氏を中心とする勢力そのものを意味するようです。
特に甘えや身勝手、八つ当たりといったワードはそのものを意味します。
トランプ氏が表立つことは共和党にとってはむしろ不利な状況になり、ト
ランプ氏を前面には出さず、効果的に広告塔として利用する戦略を共和党
が打ち出せば、共和党の大きな勝利となることもあり得ます。
非常に皮肉な話になりますが、トランプ氏が目立つことで与野党拮抗が生
まれ、この結果はむしろトランプ氏の大統領選が難しくなっていくことを
暗示しています。
今はトランプ氏は大人しくしていなければならないということです。
おそらく、2年後の大統領選は今予想されている顔ぶれとは異なった人たち
が揃うことも予想されます。
そんな中では、古びたバイデン・トランプの両氏は存在感を失ってしまう
ようにも感じられます。
どんな人が出てくるかはわかりません。
ネオトランプのような人かもしれません。
いずれにしてもこの二人の争いはあり得ないということでしょう。
どういった結果になっても米国は内向きの方向に向かっていきます。
国際情勢は中国が主導的な立ち回りをしようとしており、これが世界的な
混乱の原因となっていきます。
大統領選の結果如何では世界大戦への道も開かれてしまいます。
その最初のゲートウェイとなる中間選挙には注目が集まっています。
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