20代の頃聞きたかったレコードがたくさんあった。貧乏故に買えずにいたレコードも何枚もある。
フォーク・ウエイズレーベルやアーフリーレーベルには特に聞きたかったレコードがたくさんあった。今ではオールドタイムの類はあまり聞くひともないようだが、民謡研究家のアランマックスのフィールドレコーディングシリーズは日本で言えば小沢昭一先生の「日本の放浪芸」にも匹敵するすばらしいものだ。ウディ・ガスリーやレッド・ . . . 本文を読む
妻の生まれた在所はここから車で30分ほど北へ行った隣町にある。妻は21年間をその家で過ごした。そしてその家には両親が住んでいて、妻はこの家に行くと「ただいまあ」と元気な声で玄関を入っていく。彼女にとってはもう一つの帰る場所で、その場所は彼女が子供に戻れる場所でもあるわけだ。21歳という世間の何かもあまり知り得ないうちに僕の処へ嫁いできた。二人姉妹の長女だからもちろん両親の反対を拭っての結婚であった . . . 本文を読む
写真家 ブルース・ウェバーによる「トゥルーへの手紙」
写真家として捉えた優れたレイアウトの続く映画。
犬好きのブルース・ウェバーが愛犬トゥルーへ描いた写真。犬好きの人、写真好きな人、ジャズ好きな人、戦争やめろの人にはお勧めの映画です。
上質なデザインに出会えた幸せを感じられます。ドキュメンタリーをオムニバスしてあるのでストーリーにこだわることなく
一気に気持ちよくなれるコラージュ映画でした。家庭用 . . . 本文を読む
My Wild Irish Rose
この曲を聴いていると、映画を作りたくなる。
走らせる車のサイドミラーに映る町並みと歩く速度より少し早く通り過ぎる人。音のない都会の町並みがこの曲にかぶり静かに緞帳の向こうに隠されていく。
その続きは僕が想像する。
ぱらぱらと天気予報どおりに雨が降り出した。傘を持たないタイトスカートの娘の長い髪が雨粒に光り始める。カメラは水滴の窓ガラスを通してその娘を追 . . . 本文を読む
今日、入院中の松本の義兄を見舞う足を延ばし、前から行ってみたかった、上田市の郊外の小高い森に囲まれた美術館「無言館」を妻と訪れた。駐車場から木々の風景を楽しみながら少し坂を登ると、ちいさな美術館がある。ここは、絵描きとしての志半ばにして日中戦争・太平洋戦争で戦没した画学生たちの作品が展示してある美術館。上空から見ると十字架の形をした建物の入り口は個人の住宅のドアほどの小さなもの。そのドアを押し、館 . . . 本文を読む
昨日夕方7時頃に、奈良ツアー2泊3日間、780キロの旅から無事宅。
13日夜は奈良「燈花会」の企画の一つで奈良公園にあるヒルトップテラスで1時間30程の音楽会。
「燈花会」はお盆の間中、夜になると奈良公園内をろうそくの灯火でかざる幻想的なお祭りでその中でオートハープとピアノの即興演奏を中心とした音楽会をやらせていただき演ずる僕たちも非常にハイ な気分でした。
14日は奈良市街から30キロほど山に . . . 本文を読む
危うい天候ながらも、なんとか二日間演奏中の降りにはならず
無事終えることができ、感無量です。出演してくれたすべてのみなさん
支えてくれたすべてのみなさん、聴きに来てくれたすべての皆さん
一人一人に感謝です。また来年会いましょう。あの場所で。
雑貨店ホームページBBS掲示板にお礼の気持ちを込めてレポート書き込みました。
ご覧ください。
第7回OUT OF FOLKを終えて . . . 本文を読む
「わたしはね、おばあちゃんが、古い布の端切れなどを、たくさんためて、風呂敷にくるんであるのをみて邪魔物だなあと、いつも思っていたのよ。
ところが、この頃、おばあちゃんはこの端切れや古い着物を解いた布などをうまく生かして、紐をくけておられるのよ。出来上った紐は近所のひとや親しいひとに差上げては、よろこんでいただいていられるのだが、本当に気に入ったものができた時などに『これは、おかあさんにあげるでな』 . . . 本文を読む