今日は嬉しい!! チャルダッシュを真面目に吹けた!!
早く細かい部分の演奏 いつもスラーで誤魔化してた
この曲を吹くのも最後 ダブルタンギングで限界までやったみた
出来た!
長年苦手にしてたのに! やれば出来るじゃん!
Csárdás チャルダッシュ フルート 自分の限界に挑戦した。吹けた! - YouTube
今日は嬉しい!! チャルダッシュを真面目に吹けた!!
早く細かい部分の演奏 いつもスラーで誤魔化してた
この曲を吹くのも最後 ダブルタンギングで限界までやったみた
出来た!
長年苦手にしてたのに! やれば出来るじゃん!
Csárdás チャルダッシュ フルート 自分の限界に挑戦した。吹けた! - YouTube
フルートを吹きたい方へ(終わり)練習録音の仕方(残響を使う)
何度も言ってますが、私は練習のすべてを録音しています。
練習中に聴いている音は、実は生音ではなくマイクを通して収録した音です。
自分の音が頭の全体に響き渡ります(笑)
こうすることにより、自分の音をより的確に捉えることができます。
しかしですね。。。
綺麗じゃないガサガサの音、狭い部屋で鳴らした乾いた響きを聞くのは正直辛いです。
そこで残響(リバーブ)を加えて聴きやすい音に変えています。
カラオケでエコーを加えると、自分が上手くなったように聞こえますよね。
あれと同じことをフルートでするのです。
がさついた音よりもホールの中で響き渡る自分の音を聴いていた方が気持ちが良いでしょう。
廊下や風呂場でフルートを吹くと良い音に聞こえるのと同じです。
吹いていて気持ちよくなるというのは、とても大切なことで練習を続けられる要素になります。
残響と書きましたが、正確にはリバーブ(残響)とエコー(こだま)の二つがあります。
リバーブは鐘を突いた時のゴーンという音がいつまでも少しずつ弱くなりながら続く音ですね。
響の良いホールや教会などは7、8秒以上続くようです。
エコーは「やまびこ」なので、フレーズが繰り返されるように響きます。
山でヤッホー! と叫ぶとヤッホー ヤッホー ヤッホーと繰り返されるのがエコーです。
練習で使うのは「リバーブ」です。
ミキサーやMTRでは「エフェクト(効果)」という機能の一つとして含まれています。
どの位のエフェクトをかけるかは任意に選べるものが多いですね。
下のように録音中、録音結果にリバーブを付加できるアプリを沢山あります。
沢山のパラメーターを任意に調整することで好みの効果を作ることもできます。
基本的に原音とエフェクトのミックス比率で効果を付加するできるようになっています。
50で半々、100だと生音が消えて効果音だけになります。
練習では20前後が良いと思います。
かけすぎると本当に自分の音が分からなくなります(笑)
曲を演奏する時は、40程度まで上げて見栄を張ります(爆)
そのほかにも沢山のエフェクトがあります。
コーラス:一つの音を自動的に幾つかの楽器や声で演奏しているようにできます。
コンプレッサー:音を圧縮してくれます。これを使うと立ち上がり感の強い音になります。
リミッター:馬鹿みたいに大きな音を出しても一定のところで押さえてくれます。
これらを使うとフルートの音をエレキのような音に変えてしまうこともできます。
Let It Be - オーバードライブエレキ風のフルートの音♪ - YouTube
Let It Be - オーバードライブエレキ風のフルートの音♪
Beatles - Let It Be The effect of OverDrive was added to the sound of...
youtube#video
ちなみにオリジナルのフルート音はこちら
Let It Be : The Beatles フルート演奏 - YouTube
ポップスやロック系のコンサートではこれらの効果をフルに活用します。
EARTH(アース)という有名な曲があります。
この曲を広められた高木綾子さんの素晴らしいコンサートライブ動画(YOUTUBE)が有名です。私も大好きです。
【高木綾子 earth】T.Muramatsu-"earth" by Ayako Takagi of live performance with pianist Itsuko Sakano.
youtube#video
迫力のあるピアノに負けない太く重圧で輝かしく緻密なフルートの音で鳴っていますね。
大音量で行うコンサートに合うようにコンプ等の効果的なエフェクトがかかっています。
逆にピアノ音は潰れて壊れている部分もありますが・・・
元々が素晴らしい演奏が更に効果的になっているのです。
この曲は大好きなので、私も何度も吹いています。
その中から一つ、もっとも私らしい演奏・・・??
オークションでわずか1521円で入手した(誰も買おうとしなかった)50年以上前の米国製入門用ポンコツフルートを直して使った実演動画です。
Earth for Flute and Piano 激安中古 フルートで演奏してみた 1957 Old Artley Flute - YouTube
クラシック曲のフルート録音も生音のままなんてのは少ないです。
ほとんど全てに良質なリバーブが付加されているように思います。
音響効果の良いホールでの演奏は無加工もありえますが、
逆に長すぎる残響の場合は近接録音を行い、人工的にリバーブすることもあるはずです。
その前にフルートの生音って何? ということがあります。
1m前で吹かれた名演奏家のガサ付き気味の音も生音の一つで、レッスン等では非常に参考になると思います。
しかしその音はコンサートやCD等で聞く流麗に響く音とは別の音です。
私は演奏の場の空気を鳴らした豊かな音が音楽を奏でる生音だと思っています。
そんな場にいるような自分の音を聴きながら練習するのが、フルートを楽しみながら練習できる秘訣です。
と余計なことばかりを色々と書いてますが。。。
肝心のフルートをどうやって吹けば良いのか、そうすればテクニックが上がるのか?
なんてフルート初心者さんが欲しがる情報は書いてないですね。
それを私に求めるのは無理、感覚的にいい加減にやって来た積み重ねが今の私の音であり演奏です。
決して美しい音でもないし、腕も悪いです。
その私が書いたところで何も意味がないと思うからです。
そんないい加減な私でも、Youtubeに公開している程度の演奏が出来るようになるというのだけが真実です。
目の前で初心者の方が演奏しているのを見て聞いたら、多少はアドバイスできると思います。
実際、少しはしています。
アドバイスの内容は相手の状態によって大きく変わります。
なので一般論をしつこく書いても仕方がないだろうと思っています。
そんなものはネットを調べれば綺麗な先生たちが親切に教えてくれていますので、
自分に合ったものを探してください。
探すのも勉強の一つですから。
このあと私が書けるのは、
録音する時の注意事項や具体的な機材の使い方。
自分で出来る楽器の簡単なメンテナンスや手入れの方法。
初心者向けの曲、簡単で効果的な曲。
お勧めの伴奏音源つき楽譜。
などがありますが、このブログに対するコメントや反応はまったく貰っていません。
こんなことを知りたいとかの質問もありません
なので役に立たないこと、独りよがり的なことを書いているのだろうなと感じています。
なので、この辺で馬鹿を晒すのはいったんお仕舞にします。
最後に一言 独学で楽器をするということは
先生は自分自身、聴衆も自分自身、満足するのも、させるのも自分自身
自分を客観的に見ること、自分を見る方法を探すことが大切です。
読んでくださった方、ありがとうございました。
久しぶりのブログ書きも楽しませていただきました。
音楽、楽器ジャンルで瞬間的ですが2位になったこともありました。
面白かったです。
フルートを吹きたい方へ(その13)フルートの音色と響きについて
一流のフルート奏者が奏でるフルートの音色は素晴らしいです。
滑らかで緻密でいて輝きがあるような音色、私もそんな音色が好きです。
でもあれと同じような音色で吹くのは無理!と最初から放棄しています。
プロが長い年月をかけて生み出した結晶のような音色。
ちょっとやそっとではなく、必死に練習しても出せないのが分かっています。
仮に似たような良い音が出せたとしても、お粗末な演奏技巧では、音を生かすことができません。
昔エレキギターがブームだったころ、有名な演奏家が使用している楽器やアンプが大人気でした。
あれを使えば自分だって同じ音が出せる! と思た人も少なくないと思います。
でも、その中から有名になった奏者さんはいたのでしょうか?
同じような凄い音は出ても音楽ができないのです。音色だけで音楽は出来ません。
放棄した人も多かったようで、オークションでは昔の名器が山のように出品されていますね。
音楽を奏でる中で大切な要素は三つあります。
リズム、メロディー、ハーモニーです。
音色は入ってません。
美しい音色や声は魅力的であるのは間違いないのですが、あくまでも味付けのようなもの。
逆に変な音色や変わった声も素晴らしい音楽を奏でてくれますし、楽しませてくれます。
変な音や声で調子はずれの音痴は困りますけどね。
ということで、私は綺麗な音色ではなくて自分の音でも音楽は出来ると確信しています。
綺麗な音は出せなくても、自分の音の世界で表情を付けられるし、自分の音楽を出来るのです。
技術的には稚拙な演奏が多い私ですが、
それでも何度も聴いてくれる人がいるので、自分の選んだ道は間違いじゃなかったなと感じています。
逆に常に美しい音や声で奏でられた音楽はつまらないし、すぐに飽きてしまいます。
前回にお話しした、コンピュータミュージックの出す均一な音と同じことです。
音楽演奏において求められる音色とは、曲の印象に合った音色も必要ですが
もっと大切のものは、
曲想の変化に応じて多彩に変化する音色や、奏法の変化が必要で大切にものと思っています。
私は音色よりも響き方に関心があります。
大昔、オーケストラで演奏していたころは、遠くへ響くような吹き方をしていました。
近くで聞くとガサガサの音に聞こえますが、ホールの空気を鳴らすことで綺麗な響く音に変ります。
昔の録音ですがフルートが響いて聞こえています。
ベートーベン交響曲第9番合唱付き4楽章 1974岩手県初の全曲演奏より - YouTube
ベートーベン交響曲第9番合唱付き4楽章 1974岩手県初の全曲演奏より
1974年(昭和49年)の3月2日、岩手県民会館の大ホールにおいて岩手県民オーケストラにより、岩手県初のベートーベンの交響曲第9番(合唱付き...
youtube#video
フルートを再開してからは自室で吹くことが多くなりました。
狭い部屋の中で小綺麗な音を出そうとするようになりました。
でもそういう音は響かないのです。
音が出て直ぐに床に落ちてしまう感じですかね。
フルート再開後にある演奏団体に参加しましたが、その音、吹き方は通用しませんでした。
ただ勘違いしないで欲しいのは、響かせる=大きな音ではありません。
アマチュアバンド等で指揮者がもっと響かせろ! 歌え! と叫ぶことがあります。
それを聴いたアマチュアの奏者は、必死になって吹き込んで大きな音を出そうとします。
でも、求められた音は出ません。
挙句の果てには、自分が悪いのではなく楽器が悪いのだ!と思い込み
楽器沼に入って行きます。
自分の部屋でも広いホールでも良いので、
音を響かすことだけに注力していろいろ試すとわかります。
大きな音も勿論響きますが、
軽くフワーッと鳴らした音がその場の空気に合ったように響くことがあります。
その軽い吹き方、吹き過ぎない音の方が、実は響くのです。
楽器、吹き手の喉の中、部屋が共鳴する感じです。
その感覚を身に付けたら、しめたものです!
聴き手からみて美しく響く音が得られているのです。
もちろん自分自身も気持ちよく、楽に吹けます。
この状態で自分に一番合った楽器を選ぶことは良いことだと思います。
一つの楽器をそれなりに鳴らしこんであげてから次に進みましょう。
ホールでの演奏事例
かなり小さな音で吹いていましたが、自分が思っていた以上に鳴っていたことに驚きました。
800人ほど入るホールの客席中央付近で録音したものです。
バッハ シチリアーノ フルート演奏 Flute Sonata BWV1031 Siciliano - YouTube
続く、次は気持ちよく吹くためには・・・残響の話です。
フルートを吹きたい方へ(その12)コンピュータミュージック
美しい音色でまったく揺るぎがない完璧な演奏、安定して正しい音程の演奏が美しいとは限りません。
人を感動させるとは限りません。
実は、現代ではそういう美しい音、完璧な演奏は簡単に作ることができます。
コンピュータミュージック、DTM(デスクトップ・・・)、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)等
コンピュータを使った音楽制作技法によるものがそれです。
昔はシンセサイザーと呼ばれる電気的な合成音を使用した演奏でした。
昔は電気的あるいは電子的に作り出した音を使用していたので、聞けばすぐに分かるような機械臭い音でした。
綺麗だけどまったく面白くない音楽になってしまうことがありました。
現在は一流の演奏家、一流の楽器の音をサンプリングしてできた素晴らしい音色を電子的に出せる時代になりました。
正確な演奏、演奏の再現性という面では既に人間の演奏を越えています。
下手なプロでは出来ない極めて完璧に近い均一な音色の演奏をさせることができます。
本物と思ってしまう人も多いと思います。(笑)
技巧を競うような楽曲なら向かうところ敵なしです。
なのでそういう曲はテクニックの訓練にはなるでしょうが、苦労して人前で演奏するまでもないと思ってます。
人間の声をサンプリング合成して歌わせる手法も一般的になってきました。
いわゆるボカロイドの歌唱ですね。初期に登場した「初音ミク」が大きな話題にもなりました。
更に最近は、かなり細かい部分まで表情付けが出来るようになっていて、
実演を越えるような凄い演奏も可能になっています。
現代のポップス系の伴奏音楽の大半は、こういう手法によって作られていますね。
昔ながらのスタジオミュージシャンンの仕事の多くが奪われてしまいました。
その利便性と多様な効果、生演奏を使うコストや問題点を比較したら当然の成り行きだと思ってます。
仕事を失ってしまった方には可哀想にと思いますが。
このような時代になって生演奏をする意味は?
アマチュアが生演奏する意味は?
ちょっと考えてみてください。
私はアマチュアの演奏だから、同じ気持ちで接し、聴くことができると思っています。
ちなみに現実的なことを言うと、私はDTM制作者さんと数多くのコラボをさせてもらっています。
その作者さんの作られた音楽に惚れてしまった時に、何とか連絡を取り付け
フルート相当の部分の音を消して、伴奏に相当する部分を作ってもらうのというのが、一番簡単な手法です。
しかし、本格的にやろうとすると、専用のアレンジをしたり、テンポや音楽の表情付け、楽器のバランス等を調整します。
お互いに意見や希望を出し合い、二人の共作として新たな作品を創り出すのです。
DTMの世界にも初心者さんもいれば、誰かと共演(コラボ)したいと思うベテランのアマチュアさんもいます。
積極的に動き、探せばそれを実現させられます。
DTMだけでは生み出しにくい部分=どん臭くて人間臭い演奏と組み合わせることで新しい魅力を出せるのです。
以下はその例です。年配のDTM趣味の方々との合作です。
本物の声(スキャット)が欲しいよね!という話になった「エーゲ海の真珠」では、音楽友達の声楽家さんにも参加してもらいました。
そうすると3人の共演作になります。
今はコロナの影響で、オンライン上でコラボするのが大流行ですが、私たちは20年前からやってました。
エーゲ海の真珠 (DTM、フルート、ソプラノ歌手のコラボ)
https://www.youtube.com/watch?v=ar3Eerzjr-A
ジュピター(20年前、私の最初のコラボ作品)
https://www.youtube.com/watch?v=ar3Eerzjr-A
コラボ集(約50曲)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLEDE75B1EB5AE7A52
続く、次はフルートの奏法に戻ります。
今日は別の楽器、ソプラノサックスの話題です。
このブログでは高齢者が独学でフルートを演奏するためには、というテーマを進めています。
私がずっと独学フルート吹きだったので、その経験を書いているわけですが。。。。
実は先月から新たにソプラノサックスを始めました。
ケニーGというソプラノサックス奏者のある曲が好きになり、どうしても自分で吹きたいと思ったのが2年前、
オークションで1万6千円なりの得体の知れない楽器を買って始めたものの・・・
楽器があまりに酷く1カ月で放棄&放置してました。
次の演奏は、今まで使っていたポンコツサックスの最後の演奏です。
吹いた曲は、もちろんソプラノサックスをやりたいと思った曲です。いつかは完成させます!
Kenny G Forever In Love フルート吹きのソプラノサックス(ニセルマー)挑戦 1週間 - YouTube
そして先月、再び吹きたくなり再開したのですが、やはり楽器が酷くて超難航、再修理しても駄目。駄目なものは駄目でした。
諦めて新しい楽器を買いました。と言ってもまたもやオークションですが(笑)
初心者向けの楽器としては使えるという「アンティグア」というメーカーのソプラノサックスです。
6万弱で購入しました。(新品は18万円程度です)
結果は大正解。今までいかに酷いものを使っていたのかと反省もしました。
やはりきちんとした楽器は必要です。
C国当たりの激安新品楽器にはくれぐれも手を出さないように
勿論、独学です。基本的にはここで書いている方法です。
練習は、いきなり曲を吹いてます。もちろん伴奏つきで、しかも必ず録音してます。
ついでに
ソプラノサックス演奏を公開するための専用のYoutubeチャンネルも新たに制作。
1日目の練習演奏から公開しています(爆) とんでもない奴ですね>私
楽譜も伴奏音源もないので、フルートのものを流用してます。
と言っても、フルートとソプラノサックスは基本ピッチが違います。
フルートはC調、ソプラノサックスはB♭が基本ピッチになりあす。
ソプラノサックスの指使いでドの音を出すと、フルートのB♭の音が出ます。
なのでフルートの楽譜を使う場合は、1音上げて読み、更に#を二つ追加して演奏します。
こういうのを移調演奏と言います。
これをリアルタイムでやりながら演奏すると演奏中も頭はフル回転!
70歳の私ですが、ボケる暇ありません(笑)
ということで、本日の練習=吹いた曲です。
スーザンボイルのデビューで歌われた曲です。
夢やぶれて I Dreamed a Dream 『Les Misérables』 ソプラノサックス - YouTube
ソプラノサックスを始めて1カ月程度、
もちろんまだまだですが、フルートで学んだことは役に立っています!
脱線の日でした。
独学でフルートを吹きたい方へ(その10)ロングトーン(2)
ロングトーンを続けると何となく良い音が長く出るようになる?
なんてことはなくて、ただ疲れるだけになる可能性が大きいです。
ロングトーンと音色の関係? そんなのありません。
音色は吹きだした瞬間に決まります。
伸ばしていれば音色が変わる?良くなる? そんなことはありません。
疲れて鳴らない音が出てくるだけです(笑)
音色を良し悪しはアンブッシャーやアパチュアの問題、ロングトーンとは無関係です。
意味のありそうな練習方法を強いてあげるのであれば、
音を伸ばしながらアパチュアサイズや息の向きを意識的に変えることにより
出る音やピッチの変化をつかんで好みの部分を探すことくらいでしょうかね。
グリッサンドの練習にもなるかも知れませんね。
良い音が出せたとして、それを維持するためには、お腹の支えが必要です。
意味もなく無駄に長い音を出す前にいろいろ考えたり試してみましょう。
例えばですね。
A4サイズのコピー用紙を平らな壁に当てて、息を吹きかけて
紙を落とさない程度の風圧で息を出せますか?
何秒間落とさないでいれますか?
A4が無理ならA5でも軽いティッシュでもかまいません。
肩で息をしている人はほとんどできないと思います。
キチンとしたアパチュア(唇の穴の形、サイズのことです)で吹いている方は、
強く細く長く息を出すことができます。
そういう方は、意識することなく息をしっかりとお腹で支えています。
これが出来るだけで、ロングトーンで出る最初の音が変わります。
最初から芯のある深い音色を出すことができて、持続時間も長くなります。
時間で言うと30秒は楽にできます。
長いフレーズをブレスなしで演奏できるようになります。
次の演奏では、楽譜指示のブレスポイント通りに吹いています。
最初のソロフレーズも結構きついですが、全体のバランスを考えながら音量(息)の変化を加え吹いています。
ベルリオーズ キリストの幼時 フルート二重奏 Berlioz Trio from L'enfance du Christ
ベルリオーズ キリストの幼時 フルート二重奏 Berlioz Trio from L'enfance du Christ - YouTube
ロングトーンみたいに白玉だらけのゆっくりした曲を演奏する時は
お腹でしっかりと音を支え、時には伸ばしている最中に表情を変えたりする必要もあります。
ラピュタのメインテーマも楽譜は白玉ばかり簡単そうでロングトーンの練習曲みたいです。
天空の城ラピュタ【楽しく吹けるフルート / ジブリ集20】 - YouTube
次は少し脱線します。 続く
フルートを吹きたい方へ(その9)ロングトーンって
フルートの大切な練習方法の一つとしてロングトーンってのがあります。あるようです。
大昔、中学校のブラスバンドにいた時(テナーサックス吹いてました)
毎日の練習の最初は全員揃って音階のロングトーンでした。
楽器を温めて調子を出すのには少しは役に立っていたように思いました。
個人的にはまったく興味も関心もなかった練習方法でした。
ところがネット上でロングトーンは大切だというよく目にします。
音を安定して出せない、音色が良くない、息が持たない・・・等々の理由ですかね。
その練習としてロングトーン??? 何故?と思うのです。
続けて長く練習していれば、多少の効果はあるかもしれませんので全否定はしませんけどね。
実に効率の悪い練習方法だと思うのです。
独学で年を取ってからの楽器習得では、そんなものをのんびりやっている時間はありません。、
効果的にさっさと練習して、好きな曲を吹く方に時間を割かないとね。
ふざけて書いてますが、練習する時は頭を使ってどうやったら効果的な練習ができるのか?
この考える時間を増やした方が良いです。
楽器演奏の習得に近道はありませんが、目的をはっきりさせて効果的に短い時間で練習することは大切です。
SNS等で毎日のように練習風景を出す人も多いですが、
いつ聞いても何年たっても!同じことをやっている人を見かけます。
本人は頑張ってます!とPRしたいんでしょうね。
それを見た人たちは、凄いね!頑張ってるね!と称賛のレスを入れています。
見ていると可哀想になってきます。自分も回りも気が付けよ!
何も変わっちゃいないじゃないか!
そんなのを褒めるのは犯罪だよ(笑)
繰り返してやみくもに必死に練習すれば上手になる? そんなのは幻想です。
自分の何が悪いのか、どの部分に問題があるのか、知ろうともしないでやるのは無駄です。
恐らくネットに流した自分の演奏を自ら何度も聴き直すなんてことはしてないと思います。
ネット上に出した動画等が垂れ流しになるだけなら、見なければ良いだけ。
だけど自分の無能さを垂れ流しで全世界に発信するのは恥ずかしいですよね。
↑これを書いて、自分もこんなブログ書いてて恥ずかしくないのか!?
と一瞬思いましたが、私は馬鹿なのでそんなことは気にしてません(笑)
えーと、何の話でしたっけ? ヲイ! 続く
ロングトーンの練習みたいな簡単な楽譜の曲!?
ディアハンター カヴァティーナ フルート演奏 Cavatina - Deer Hunter Theme / Flute - YouTube
ディアハンター カヴァティーナ フルート演奏 Cavatina - Deer Hunter Theme / Flute
CAVATINA From The Deer Hunter Flute Shiga Kazushi (Muramatsu PTP-RC)...
youtube#video
最後の最後でロングトーンさせられる曲、ゆっくりのテンポで演奏すると最後に死にます(笑)
エルガー : 愛の挨拶 フルート演奏 - YouTube
エルガー : 愛の挨拶 フルート演奏
Elgar : Salut d'Amour -Op12 Flute : Kazushi Shiga (Muramatsu PTP-RC)...
youtube#video
フルートを吹きたい方へ(その8)録音の仕方
伴奏の再生方法と録音について
私の独学者向けのお勧めの練習方法は、以下です。
曲の伴奏音源と一緒に吹いて、録音して、聞き直して修正する。
この手順からも分かるように、録音、再生という部分で機材が必要になります。
ただ曲に合わせて吹くだけ、皆の前で演奏する時なら、
スマフォ等に入れた伴奏音源をBluetoothスピーカー等で大きめの音で鳴らすだけでも用は足ります。
広い場所でやる場合には、自分の音もマイクでとって流すことになります。
この方法はいずれにしても一回限り、垂れ流しイメージの方法です。
そういう場面をスマフォ等で録画し、SNSのライブで流す方もいますが
聴けばわかるように非常に貧弱な音になってしまいます。
ただその演奏を伴奏と一緒に録音して聞き直す、変な部分を見つけるために聴き直すとなると
もう少し真面目に録音して聞く必要があります。
音を出す部分はヘッドフォンで十分です。
練習用にも使うので、伴奏音源を単独で何回も流せないとだめです。
自分の演奏も常に上書きで最新の演奏にしてしまっては、前との違いがわかりません。
何回分かの録音を残して聴き比べることが必要なのです。
これを簡単にやれる装置がマルチトラックレコーダー(MTR)というものです。
専門用語?でいうと、ミキサー、エフェクター、レコーダーが一緒になった便利なものです。
最近はステレオマイク内蔵のものもあります。
これがあれば先に言った練習をしっかりと行うことができます。
私は20年近くこの方法でやっています。
もちろんその装置単独でヘッドフォンで聞くこともできるし、
外部のアンプ・スピーカに接続して大きな音で聞くこともできるのでコンサートでも使えます。
USB経由でPCに接続し、録音したものをPCに送り、
無料の簡単なアプリを使って写真や動画と組み合わせてYoutube等に出せる動画を作ることもできます。
録音できるトラック数が増えれば値段も上がります。
個人でフルートを録音したり、二重奏をしたい場合は、2トラックが同時に録音できるものが便利です。
伴奏音源は予め、別のトラックに入れておきます。通常はステレオ録音なので2トラックを使います。
ということで2トラック同時録音、8トラック同時再生程度の機材が使い易く入手できます。
A4サイズ程度の大きさ重さ2kg程度、マイク内蔵で2万円程度で手に入ります。
写真のもの(Zoom社 R8)はステレオマイク内蔵なので手軽に録音することができます。
ペダルは、再生や録音の開始、停止を足元で行う時に使います。
細切れに聴いたり、録音することも出来るのであると便利です。
バンド演奏を個人別に録音し、必要に応じて編集を行う場合には8トラック同時録音程度のものが必要です。
私はバンド録音用にも使っていたため、8トラック同時録音、16トラック同時再生のものを使っています。
立派なスタジオには沢山のスライドボリュームが並んだミキサーがありますね。
あれはその親分的な存在のものです。
オーケストラの奏者個人の音を収録する場合には64トラックとか128トラック同時録音できる巨大なものを使います。
そのほかに必要な機材はマイク、マイクスタンド、接続ケーブル等で1万円程度かかります。
具体的にお勧めの機種はのちほど書きますね。
MTRの多重録音を使った一人四重奏の例です。
1人で4人分吹くわけですが、各パートの立ち位置を決められたり、気持ちよく演奏するために残響を付けたりできます。
下の録音はそんな手法を使ったものです。左から1,2,3,4番と並べて配置しています。
彼方の光 フルート演奏 - 四重奏 Far Way : Flute Quartet - YouTube
今日はここまで(仕事忙しくなってきて疲れました)
フルートを吹きたい方へ(その7)音程について
そして大切なことは伴奏の音程に合わせるように意識して吹くこと。
絶対音感なんてのは要らないです。あると不便かもしれません。
楽器演奏時の音程は、基本的に共演楽器との相対的に合っている音程を確保することです。
場合によっては、音程の良くない相手に合わせるしかないこともあります。
狂ったなりにもハーモニーを作るのです。
その前に、演奏する前には楽器を正しいピッチに合わせないといけません。
フルートの場合はA(ラ)の音を442Hz(ヘルツ)に合わせるのが標準的です。
チューナーというものを使って合わせます。数千円で売っていますが、無料のスマフォアプリもあります。
チューナーはピッチを合わせる時には使って良いのですが、演奏中にチラチラ見て合わせようとするのはご法度です。
ブラスバンド等でチューナーを使うケースもありますが、私は大反対です。
自分の一番音の良い状態で音程を合わせられるように訓練しましょう。
二つの楽器の音程が一致した時は、実に美しいものです。
その美しさを感じ取る能力は、自分で育てないといけません。
これは生演奏だけではなく、CD等のプロの演奏を聴いて「合った音」の感覚を鍛えることも大切です。
伴奏CD付の楽譜はアマゾン等で簡単に入手できます。
模範演奏付きのものもありますので、参考としてそれを使うのも良いでしょう。
フルート等は難易度に合わせたものも売っています。
20曲程度入って3千円前後ですね。
楽譜もですが、コピー使用は基本的にしないことが大切です。
自分の大切なお金を使って買うこと、これが大切なのです。
何故かはわかりますよね。
私はレッスン料に相当するくらい、伴奏つき音源を買うために投資してきました。
私の使っている伴奏音源付き楽譜
楽譜保管(椅子の下)
下写真は最近使った楽譜入れ、すぐそばに置いてます。付属のCDは右側のケースに一括収納しています。
CDデータをパソコンにリッピング(データ吸い上げ)をしてUSBで録音装置に送り込みます。
演奏中に自分の音程が正しいことを知るのは非常に大切。
だけどそれを感じるようになるのには訓練の積み重ねが必要です。
オンチ状態でカラオケで歌う方も見かけますが、自分の状態が見えてないのですね。
次のテーマとして書きますが、伴奏と自分の音を客観的に聴いて確認するためには、道具揃えが必要です。
演奏中も伴奏の音と自分の音を対等に聴ける仕組み(道具)が必要です。
パソコン等で伴奏を何となく流し、合わせて演奏する風景をよく目にしますね。
人に聞かせるときはそれでも良いのですが、練習という面では適切じゃないというか役に立ちません。
自分の演奏を後で繰り返し聞けて、伴奏とのずれ具合を客観的に聴けないと駄目なのです。
写真のような録音機(MTR)を使うと非常に効果的な練習ができます。2万円程度の投資が必要になります。
伴奏と自分の演奏をミックスしながら聴けて録音出来る装置、マルチトラックレコーダー(MTR)
私の演奏録音スぺース
これを使って昨日演奏&録音したものです。フルート クラシックメドレー
フルート クラシックメドレー : ダッタン人の踊り~愛の喜びは - YouTube
フルート クラシックメドレー : ダッタン人の踊り~愛の喜びは
クラシック・メドレー ダッタン人の踊り~愛の喜びは 00:00 ~ ボロディン 歌劇 「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り 02:13 ~...
youtube#video
伴奏音源はネットを利用して無料で入手することもできます。
今はYouTubeで簡単に伴奏音源を探せます。
カラオケの歌詞と同じように、楽譜をスクロールさせて伴奏を流してくれるチャンネルが数多くあります。
お勧めチャンネルは知っていますが教えません。
楽器を習得することに早道はありません。
自分で苦労してチャレンジし、その中から自分に合った効果的な練習方法を探すのです。
伴奏音源も楽譜と同じように自分で探して、見て聴いて比較して選んだ方が良いです。結果的に自分のためになります。
伴奏音源だけを欲しい場合は、動画(MP4形式)から音(MP3)だけを取り出し、音楽プレーヤから流せば良いのです。
私は、前述のMTRという伴奏と演奏をミックス録音できる録音機に保存して利用しています。
ただし、音源の変換ソフトは怪しいもの(変なサイトに誘導される等)も多いので注意してください。
この辺はまた別の項目にします。
ところで、フルートの音の出し方とか音色、まだ書いてませんでしたね。
書くほどのこともないし、立派な先生方のレッスン動画があるので、そっちを見てもらった方が良いですね。
私も参考にしてます。
知ってるつもりでしたが、なるほどこういう風に教えるのね! と感心するのもありました。
まあ、そのうち私のポイント部分だけを書きます。
続く
フルートを吹きたい方へ(その6)リズムの取り方、合わせ方
小節の頭で合うようになったら、
次に四分音符単位で合わせ、細かくして言って最後は楽譜の一番細かい音で合わせるのです。
いきなり楽器では出来ないので、声を出しながら、ゆっくりと机を手で叩いてやります。
ゆっくりやることがポイントです。
ゆっくりの中に出てくる細かい音符を偏らずに慌ててやらないようにしてください。
4/4拍子なら4回、最初は大きく叩き、小節の切れ目を意識します。
そして楽譜を見て |タン、タン、タン、タタ|タン、タン、タン、ン|のように鼻歌で歌うのです。
この歌い方もいろんなテクニックがあります。
例えば連続する3連符は、タタタ、タタタでも良いのですが、キムチ、キムチでも良いのです(笑)
リズムに関する説明ページはネット上に沢山あるので、参考にした方が良いと思います。
場合によってはオリジナルの演奏を聴きながらやります。
それをやるためには、伴奏楽譜を見てやることと非常に効果的です。
伴奏音源とパート譜だけのものが多いので、時にはスコアを買って読むことも必要です。
自分が吹いている時、共演相手(伴奏者)が何をしているのかを知るのです。
自分が付点音符付きの音を演奏している時に、ピアノがそれを支えるように細かな音を弾いていることもあります。
その細かい部分がピタリと合わせるようにするのです。
(例)浜辺の歌
メロディーの中に付点音符で延ばす部分があります。その部分ではピアノは細かい音を刻んでいます。
それがピタリとあうようにします。ピアノの動きがわかるように生演奏で紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=p6NT4WCSWFY
普通は安定したリズムで両者が演奏していれば、勝手にあってくれます(笑)
それを知って合わせて協調して初めてリズム上のアンサンブルが成立します。
脱線ですが、私は伴奏と言う言葉が嫌いです。
演奏とは一緒にいる全員が一緒になって作るもの。
ソリストに合わせる伴奏者なんて上下関係が合ってはおかしいのです。
リズムを合わせるだけなら一定ピッチで刻んでくれるメトロノームがあります。
もちろんそれでも用が足りる時があるのですが、
どうせ合わせるなら、リズムに動きがある伴奏動画の方が良いのです。
一時期、私は安い電子ドラムを買ってリズムの特訓もしたことがあります。
自分の鈍さを再認識させられて焦りました(笑)
続く。次は音程の話です。