北大柔道部ログ

安んぞ鴻鵠の志を知らんや

眠いです。3年目の田中裕人です。

4カ月ほどスマホの無い生活をしているので写真を持っていません。なのでこれまでのようなカラフルで見て楽しいブログは書けません。
きっぱり言いましょう。私は写真さえあったら誰もが羨むインスタグラマーにもなれるのだと。



練習のオフだった土日、私は一人で悩んでいました。大学に入って一番と言って良いほど真面目に悩んでいました。

恵迪寮では6月又は12月になると寮長の任期が終了し、新たな寮長が決まります。新たな寮長は20人程度の委員を集めて執行委員会という、恵迪寮の運営組織をつくります。執行委員会は寮長の任期と同じく、半年間恵迪寮のために活動します。まあ、執行委員は簡単に言えば恵迪寮の幹部みたいなものです。

私は、6月からその執行委員会の委員になるかどうかについて悩んでいました。

二年目の夏、私は初めて執行委員を務めました。そして案の定、私は執行委員と柔道部員の両立に「失敗」し、執行委員会にも部活にも迷惑をかけました。この「失敗」に関して、私は今も業、或いは原罪を背負ったような感覚でいます。

そのような過去をもっていながら、私はまたしても執行委員になるかどうか悩んでいました。

恵迪寮で私は少なからず委員会を経験し、委員長を務めていました。その中で、一緒に委員会をやることの多かったドンパが寮長に立候補しました。そのような寮長から執行委員への誘いをうけ、私はその期待に何とかして応えたい、応えなければならないと思ってしまいました。義理と人情を語るだけの経験は私には毛頭ありませんが、この誘いを断っては男が廃ると思いました。

とはいえ、部活を投げ出すことなど私にはできるわけもありません。部活と執行委員会との両立が果たして可能なのか、それが私の最大の悩みでした(学業というものは既に頭の中にはありませんでした)。

 

 




結論から言えば、私は執行委員にはなりませんでした。



「何でもやった方が楽しいよ」
恵迪寮に入寮した私は上の年目からこの言葉をかけられました。
それから、私は何をするか迷うたびにこの言葉を思い出し、楽しい方を選ぼ
うとしてきました。執行委員を2年目の時にやったのも、結局はこの言葉を信じたからです。「失敗」はしましたが、私はこの言葉を信じてやってきたことを後悔はしていません。

ですが、今はもうこの言葉を信じるのではなく、自力で悩んで自分の行動を決定するときなんじゃないかと私はふと思いました。この言葉に私はすがっていたのかもしれません。今はもう、自分で自分の行動を決定し、その責任を自分でとろうとするときなのではないかと思ったのです。自分は何を成し遂げたいのか、そのために何を取捨選択するのか、自分で責任とって考えようと思いました。

そして私は執行委員への誘いを断り、「何でもやった方が楽しい」という言葉とは袂を分かちました。


恵迪寮には「若き力」という寮歌があり、その最後の歌詞には「鴻鵠の志をだれ知るや」という一節があります。これは「史記」の一説に由来した言葉であり、「小さな鳥には大きな鳥の志は理解できない」という意味です。私は私の志をもって、そのために邁進していけば良いのだと思いました。今日の講義中、私はこの寮歌の一節を思い出し、自分の中で考えがまとまったような気がしました。


もう本当に眠くなってきたので終わります。このブログを書き始めた時点で麻雀が始まり、今、目の前で2半荘が終わりました。
次はインスタグラマーになってブログを書けるかもしれません。おやすみなさい。


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コメント一覧

たむら
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」ルーキーズの第一話で出てきましたよね
たまもと
ビキニ着てナイトプール入る田中は見たくない
くにつぐ
スマホ新しいの買えよ
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