どうも3年目の大脇です。
皆さんは少女漫画を読んだことはあるでしょうか。
男性には馴染みのないジャンルで、全く読んだことがないという方もいるかと思われます。
例に洩れず私もその一人で、書店や古本屋のピンクや赤の背表紙が並んだ女性向けコーナーの前は、いつも足早に通り抜けています。
そのような漫画を、“あの”長尾が好んで読んでいるということが分かりました。それも、「多くの漫画作品を読んでいて、たまたまその中に少女漫画があった」というわけではなく、女性をメインターゲットとした『花とゆめCOMICS』から選んで読んでいるらしいのです。
たしかに少女漫画にも男性読者はいることでしょうし、確認してみたところ、私自身アニメ化されたものはいくつか見たことがありました。また、長尾は繊細な心を持っています。現役部員であれば、そのような一面も御存知のことでしょう。
しかしです。頭の中で長尾と少女漫画がどうにも繋がらないのです。
そこで私はこの謎を解決すべく、少女漫画の何が彼を惹き付けるのか、興味本位で借りることにしました。
~いざ長尾の住む学館へ~
写真は長尾宅のベッド、もとい本棚を写したもの。普段は本棚の下に足をツッコミ、畳の上で寝ているという。
(画像は削除されました)
ということで、この中から数冊見繕って早速読んでみることにしました。
しかし、読み進めてすぐに「主人公に感情移入すべきなのか。それとも三人称視点に立って読めばいいのか」といった具合の問題に直面します。
主人公の高校2年生のバスケ部のマネージャーが、一歳年下の生意気なエースと恋愛する作品は、どう読めばいいのでしょうか。
何作品か読んでいくと、作品によっては、どの目線でみるか読者に対してうまく誘導がなされていると感じられるものもありました。そして、少女漫画には男性が主人公のものもあるのですが、これは少し読みやすく感じます。
結局数冊読んだだけでは、謎を解決し、少女漫画を理解するには至りませんでした。答えを得るには、もう少し知見を深める必要があるようです。
さて、とりあえずの解答としては、読み方にコツがあり、コツをつかめれば男性も楽しむことが出来るのかもということです。
ミュージカルや歌舞伎なども、それぞれの楽しみ方というものがあり、実際経験してその楽しみ方に触れてみると、観劇前より面白く感じることがあるかと思われます。そのようなことが、少女漫画についても当てはまるのかもしれません。
こんなことを考えながら、長尾になぜ少女漫画が好きで、いつもどの視点にたって読むのか後日質問したところ、「視点について考えたことはなく、好きなものは好きだとしか言いようがない」という回答が返ってきました。
好みとは本来そんなものなのでしょう。
どんなものか興味があれば、一度読んでみることをおすすめします。