春泥を猫まき散らし逃げゆきぬ 足立 祝美
軽トラが通る農道春田打 籾井 裕史
クレーン二基富士より高しかげろいて 三谷二三子
のどかなり雲白くして鳶の笛 滝口 勝弘
鳥帰るいつものヤッケすれ違う 加川 秀男
三月の川藻愉快に流さるる 荒井 寿一
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松の花 主宰による
添削指導のお知らせ
草稿 随時(月一回程度)
規定 原稿用紙に作品を一行おきに楷書で書く
住所氏名を書き切手を貼った返信封筒を同封
指導料
15句につき二千円を同封
(20句の場合は三千円)
送り先 254-0046
平塚市立野町7番9号
松尾 隆信 宛
□ウォーカーの独り言
「茅ヶ崎の文化を歩く」
NHKの連続tVドラマの「あさが来た」は終わってしましましたが、あさが来た、春が来た、さあ出かけよう文化の町へ。
てな具合で、平和な町に住むカルチャーを充分に持った(画家であり登山家であり言論家であり交際家であり少しウォーカーの)友の誘いに乗り茅ヶ崎中央公園に向かいました。
茅ヶ崎駅到着の際ケータイで集合地の中央公園の道路を挟んだ向かい側の文化会館の絵画展で待つと言う。出足から今日のカルチャーのウォークにふさわしいシチュエーションで始まった。
公園には都から寅次郎さんの顔も見え、藤沢の長老、同郷信州の老達人ら多彩のメンバーが和やかにご歓談中です。この頃月イチのウォーカーに成り下がった黄昏も久しぶりの顔合わせで少し興奮気味で会話に加わりました。それにしても皆さんの元気には呆れる程です。(少し嫉妬気味ですが)
相変わらず誘ってくれた側杖の友は八方美人で周囲に話し掛け、主賓であるべき黄昏をないがしろにしています。もちろん歩き始めてからは、側杖の役目を充分果たしてくれましたが。
この日のメインは茅ヶ崎ゆかりの人物館で腹立つほど元気な加山雄三さん始め、サザンオールスターズ、宇宙飛行士らの茅ヶ崎ゆかりの人物紹介館、隣が開高健記念館そして氷室椿庭園と、黄昏の頭に少しの教養の空気を吹き込んでくれたウォークでした。
そして駅に向かう途中でうまいコーヒーを飲ませると言う側杖のゆかりの店でゆっくりとコーヒーをとり、今日の文化の町のウォークにふさわしい締めとなりました。
集合地 平和な友が 待っている
友が待つ 集合前の 絵画展
側杖同士 ボケとツッコミ 二人旅
信号機 あんたは偉い 仕分け人
せんのかわ あなたのせんは どんな字か
終活は ウォークに励む 老い二人
苦難から 開放されて トイレ出る
吹きさらし 老僕古僕が にぎりめし
漁港だと 言われて見たが 船二艘
のたまわく 悠々として 急げとは
茅ヶ崎で サザンの声を 聞き忘れ
様々の 足取りスタッフ 駅向かう
カルチャーの道 締めはコーヒー パンケーキ
うちのかあちゃん 和魂洋裁 ミシン踏み
月イチに成り下がった黄昏のウォーカー
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