ひらつかウオーキング協会

2016年8月 俳句と川柳

□俳句
今年竹一途に天へ揺れており        足立 祝美

鍔広の帽子あみだに迎え梅雨        籾井 祐史

梅雨近し十色に余る夕の空         三谷二三子

何事もなき世のようや今年竹        滝口 勝弘

万緑に隠し扉のありにけり         荒井寿一

天道虫スクラムを組むテトラポット     加川秀男



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松の花 主宰による
添削指導のお知らせ

草稿 随時(月一回程度)
規定 原稿用紙に作品を一行おきに楷書で書く
住所氏名を書き切手を貼った返信封筒を同封
指導料
15句につき二千円を同封
(20句の場合は三千円)
送り先 254-0046
平塚市立野町7番9号
松尾 隆信 宛

□ウォーカーの独り言

  全国一斉アルコロジー大会イン神奈川
    KWAパスポートシリーズ「歩ころ爺の四キロの道」

 それでも当初は「おだわら諏訪の原公園」十四キロの方に意識していましたが、頼りにしていた側杖が不義理で来なかった為、躊躇無く路線を変更、四キロのコースに足を乗せる事にしました(多分その側杖はこの会報は見ない筈)。幸いにも黄昏と同郷の大先輩の顔を見つけ、やはり近い道を歩くとの事でご一緒させて頂きました。
 小田原城下の広場には大勢ののご同輩が集合、そして十四キロと四キロの班分けして見ると、九割方が長い道がお望みの様で大きな固まりとなっていますが、こちら四キロの方はたったの二十八名、対面の大所帯から一斉に眺められました。
四、五年前までは逆の立場で見ていた筈で、何とも情けない足になったもんだと、その境遇に甘んじる事になりました。そして同伴の先輩は八十をとっくに越しておられ今尚元気に歩いているのに比べ、当の黄昏はその黄昏たる足と仲良く老化していくしかありません。
 さて口だけはご同伴の仲間も達者でゆっくりと平坦な道を歩いて行く間も何かと文句を言いながら、早くも十一時前には小田急足柄駅に着きました。考えてみるとただゆっくりと小田急線小田原駅から次の駅足柄駅まで歩いただけの散歩道でした。お陰さまで小用をしないですみましたが。
 足柄駅でIVVをもらいましたが、背中の弁当はまだ早いので先輩と同じ乗換駅の海老名まで行き、駅前公園で近くのスーパーで調達した麦ジュースで水分補給してから昼餉を取りました。
 こんな四キロでもIVVがもらえるとは、しかしこれは貴重なものだと思いましたが、仲間の話では前に二キロでももらったことがあるとの話も出、はてそんなのをウォークと言えるのか?ジョークでないかと勝手に腹の中でつぶやきました。
 家では十四キロ歩いた事にしておこう。

  うれしさは 想定外の 近い道

  四キロの アルコロ爺の 少所帯

  小田原駅から 遠周りして 次の駅

  充電は もう出来ません ゆるキャラで

  城の下 只今老化 行進中

  靴底の 穴が気になる 老朽化

  市役所の トイレは少し 離れすぎ

  トイレ位置 だけは知ってる 知識人

  おトイレに 表敬訪問 しない道

  海老名公園 二人でビール 県人会

  ふる里の 貌で先輩 きゅうり喰い

  軍曹の 横で兵曹 握り飯

  都知事殿 わし等自前の 握り飯

  父帰る その日の事は 口聞かん

       バッテリー切れの黄昏のウォーカー

      
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