ある日、研究室の先輩でもある会社の大先輩から交換台経由で電話があった。なんでも、M2の時に研究室に来ていた留学生が東京に来るという。そこで飲み会をしましょう、という話になった。
4月6日。福島での会議が遅く始まったが、ごめんなさいして帰京。会社に寄らず、そのまま待ち合わせのアメリカンクラブへ。初めて行くところなのでgoogleを当てにしていたら、ロシア大使館を越えて裏口に回ってしまった。
先輩と留学生はもうバーでビールを飲んでいた。こちらもビールで乾杯。留学生の彼は当時すでにイギリスのポリテクニークで講師をやっていて30近かったはず。15年ほど前にいちど赤坂で会ったことがあるが、そのときには別の奥さんを連れていたのでびっくりしたっけ。そのときはアブダビで事業をしているといっていたのだが…。
上階のレストランに移り、3人で食事を楽しむ。ワインが回ってきてだいぶ口もなめらかになった。欧米人の常で髪の毛はほとんどなくなってしまい、少し太ったが相変わらずだった。今はミュンヘンの近くで事業をしているとのこと。なにやら、ナイトの称号をQE2からいただいたとかで、そのときの写真も見せてもらった。
M2の時に彼が初めて来て、誰を世話係にするかと言うことで同級生から押しつけられたんだっけか。英語でのコミュニケーションに四苦八苦。しかも、専門領域のことなどだいぶ勉強させられたな。法制度の違いを十分分かっていなかったので、けっこうウソを教えたかも。それでも、研究室のメンバーと一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったり。濃密な時間を一緒に過ごしたことを思い出した。
年に何回は日本に来ているとのこと。また会おうね。インターネット英語教室のおかげで、すこしは話ができた、ように思う。