お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

パタヤで運転免許を取得してみた(2)

2017-09-13 | バイク免許を取ってみる

国際免許証からタイの免許証への切り替え(9月12日)

陸運局へ

 前の日、遅くまで飲み歩いていた割には奇跡的に6時半頃に目が覚めた。急いで支度をしてバイクで陸運局に向かう。陸運局は、モーターウェイ7号線と36号線が交差するPornジャンクションのそばにある。ここは、7号線が全通するまでパタヤ行きのバスが曲がるところでもあった。最近でも途中で卸すときにはここで曲がるけれどね。
 参考にさせていただいたブログでは7号線を突っ走ることになっており、確かにこれが一番速いと思われる。ただし、7号線は一応自動車専用道路で、2輪の通行が禁止されているので免許を取りに行く途中で捕まってはしゃれにならないし、何よりも120~140km/hですっ飛んでくる車も怖い。

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 そこで、下道で行くルートを行くことにした。なお、参考にさせていただいたブログを否定するわけではないし、自信のある方は7号線という選択もあり得るのだろう。ただ、下道もタイの田舎らしい風景なのでおすすめ。とは言っても、ちょっとは乗るんだけれどね。
 ルートの全体はこんな感じ。7号線に乗らないとジグザグして遠回りなことがわかる。

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 さて、出発。まず7号線入口。一応、通行禁止標識はある。

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 で、国鉄を越える手前の出口で降りる。数百メートルかな。このくらいだったら地元民も使っているようだし。
 ここからは国鉄に沿ってパタヤバイパスを北上。いくつか交差点を過ぎて、図上で2.3km走ったところで、国道3240号線との交差点に掛かる。

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 標識には国道番号が出ていないので要注意。右折方向が「Ban Khaomalkaeo」とあれば右折。

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 中央分離帯代わりの線路を渡る。朝の時間帯は混雑していて警官が手信号で整理をしていた。この線は、旅客は平日1往復。たぶん貨物もほとんど通っていないんじゃないかな。
 道なりにどんどん進む。やっぱり2kmくらい行くと、7号線を越える高架になる。

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 ここは側道にそれる。そして、突き当たりは7号線。

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 料金所(予定地)のすぐ手前だ。ここの本線バリアはほとんどできているが、まだ運用を開始していない。他のところの工事が間に合っていない感じだ。7号線にどうせ乗るなら、ここまで乗ってくればショートカットになるね。ここからは下道といってもたいした回り道にはならないし。
 道沿いには解体されたジャンボジェットが相変わらず放置されている。ここまでは以前に来たことがある

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 さらに側道を進むと、坂を上ったところで突き当たり。ここを左折する。料金所から1.8km。

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 ここからは道なり。周りは、郊外の戸建て住宅(ヴィラ)が畑の中に点在している。約2km走って、右側に怪しいペンギンが見えたら右折の準備。

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 右側から別の道が合流して、次の交差点を右折する。

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 案内標識の一番下に「Transport Office Bangramung Brunch 2.5km」とある。曲がり角には雑貨屋。

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 後はこの道なりに行けばたどり着く。注意すべきなのは、それなりの道幅なのに、突然ハンプ(道路のでこぼこ)が設置されているので、飛ばしすぎに注意。

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 特に一つ目と二つ目は標識がないので、曲がってから学校を過ぎるまでは特に注意すべきかと。標識があっても、傾いていたりするしね。

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 約2.5kmでこんな標識がある。このさき右側にはピンクのATM、左側にはコピー屋が立ち並んでいる。

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 で、無事に到着。7:40。8:30から業務開始なのだが多くの人が待っている。

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書類準備と行列

 まず、国際免許証のコピーを取る。向かい側できれいなお姉さんのいる店でお願い。1枚3バーツ。このときチェックが甘くて、必要なページが取れていなかったことが後でわかる。 

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 7:50頃、係の人が外に出てきて、行列を指示する。外国人はまとめて別の列に。そして、8時ちょっと過ぎに扉が開き、順番札と適性検査の結果記入用紙が配られて中に入る。1階ホールで待機するようにいわれる。順番は一桁。
 受付窓口は11番で2階にある。8:30になったので一人ずつ番号を呼ばれて2階へ。

書類チェック

 11番のデスクで書類チェックを受ける。このときに国際免許証のコピーの誤りが指摘された。また、適性検査の結果記入用紙には指定されたところに名前と電話番号を記入する必要があり、後ろの記載台(ここはボールペンがあった)で記載するようにとのこと。コピーを取り直しに行き、記載台で記載する。ポイントは、以下の通り。

  • コピーしたものは全て、自筆のサインをする必要がある。
  • 適性検査の結果用紙は、必要とする免許の数だけ必要である。

 ということで、階下で配られた適性検査の結果用紙にくわえ、もう一枚11番で渡された。誰かの名前が書いてあって、それをホワイトで消したものだったけれど。書類が確認できると番号札を渡される。色別にグループが分かれているようだ。

適性検査

 番号が呼ばれなかったので、係官に番号札を渡して検査を受ける。適性検査は、①色覚、②深視力、③反応力の3つ。①は係官が示す色を答える(タイ語でも英語でも)。②はおなじみの棒を動かすもの。③はアクセルとブレーキの模型があり、アクセルを踏んで、赤信号が着いたらブレーキペダルを踏むというもの。③は何回もトライしている人がいた。終わると待合室で待つように言われた。
 しばらくすると、担当係官が書類を持ってきて合格のサインをしてから、番号を呼ばれ、書類とパスポート、国際免許が返還される。続いて、支払いをするように指示された。

支払いと写真撮影

 支払いカウンター、といってもパーティション越しに支払いをする。料金は以下の通り。

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 申請料は各5バーツ、交付手数料は今回取得するTemporary Indivisual Driving licenseが200バーツ、Tempolary Motorcycle driving licenseが100バーツ。一番下に、新規発行にはコンピュータ手数料として100バーツかかるとある。ということは510バーツ、と思って係官に言うと、310バーツとのこと。コンピュータ手数料は要らないのかな。
 このあとは、参考ブログによれば…、あれ、支払い前にビデオ講習が必要だったはずだが…。
 支払った後は別の番号札をもらって待合室で座って待つように言われ、写真撮影。
 番号を呼ばれたので、ブースの中へ。係官のおばちゃんと雑談して写真撮影。さすがにここはデジカメだった。さて、これでビデオ講習1時間と思ったのだが、意外なことに元の待合室で待っていろとのこと。他の外国人の中には、ビデオ講習室へ行けと言われていた人もいたのだが、大丈夫なのかな…。
 この時点で9時前。

交付

 しばらくしてもう一度おばちゃん係官に呼ばれ、ブースの中へ。すると免許証ができていた。領収書と一緒に手渡され「これで全部終了、帰ってよし」。免許証ケースのセールスをされたので2枚購入。1枚10バーツ。
 あれ?ビデオ講習は?あえて聞くまでもなく退出。9時10分頃。何ともあっけなく交付されたのだった。

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 免許はきっちり2年間有効。狙っていたのだが、誕生日の交付だったので、2年後の誕生日まで有効だ。なんだか妙な充実感が残った。

まとめ

 7月に取得されたという参考ブログの方の経験から2月しか経っていないのに、いろいろと勝手が異なっていた。大きな違いは、陸運局での2点。

  • ビデオ講習が結果として免除されてしまった
  • 初回交付時に加算されるコンピュータ使用料が結果として免除されてしまった

 どちらも自分にとってはありがたい話ではあるが、これが手順が変わったことなのか、自分の属性によるものなのか、あるいは担当係官の勘違いによるものなのか、全くわからない。担当者の裁量が多いとはよく聞く話だが、こういうものでもそうなのだろうか。
 自分の仕事的に言えば「業務が定型化されていない」と言ったところ。それに、参考ブログで紹介されていた免許証の券面も微妙に違っているし。まさか自分は偽物をつかまされた?なんてことはないと思うけれど。
 全体的な感想で言えば、先達のおかげでうまくいったなと思う。こういったことに最初にチャレンジしていただいた方には大変感謝している。ちょっと長くなったが、追加情報を細かく記すことで、少しでもお返しができればと思う。
 役所の印象は、仕事でも何回かお邪魔した東南アジアの役所そのままだった。室内の様子もそうだったし、珈琲屋が出前を持ってきて事務が止まってしまったり、修正点を一回で指摘してくれなかったり。
 それでも、一発却下がなくて何とか通してくれようとするのがありがたかった。



2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2019-06-02 13:48:55
バイク・車でも健康証明書は1通でok。
写真はイミグレーション内受付横で8枚200バーツ。
初心者ならイミグレーション前の代書屋で200バーツで居住証明取得の書類作ってくれました。
難はイミグレーションや陸運局に行くのがバイクがないと難しいです。
Google map があるのでナビしてくれるので便利な世の中になったものですね。

身振り手振りでタイの免許証が取れます。
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Unknown (hydroneumatique)
2019-06-02 13:53:30
通りすがりさん、コメントいただき、ありがとうございます。バイクと車の両方でも健康診断書は1通で良いのですね。
もうすぐ取得後二年経つので更新時期になります。パスポート番号変わったのでどんな手続きが余分に必要になるか調べているのですが、なかなか情報がありません。
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