今日は少し早めにいわきに移動し、一つ手前の湯本駅で下車。前から行ってみたかったいわき市石炭・化石館「ほるる」に行ってみることに。
電車からも見える炭鉱の櫓のモニュメント。
駐車場にはSL。昭和19年神戸の川崎車両製。新鶴見などで使われたあと、昭和32年水戸機関区に配属。おそらくその後はひたすら常磐線を走ったのだろう。43年に平機関区に異動。2年後の廃車までいわきで過ごしたカマだ。
入館料660円を払って館内へ。入り口には常磐炭田の炭鉱の地図パネルの他に、本物の石炭の大きな塊がおいてある。
国鉄の機関士たちには「北海道の無煙炭、常磐の燃えん炭」と揶揄されたという品質の高くない石炭だったそうだが、大消費地の東京に近いこともあり、最盛期には、北は双葉郡富岡町、南は茨城県日立市までの間に130あまりの炭鉱があったという。
同様に、化石もたくさん掘り出されている。「フタバスズキリュウ」は有名。
オオナマケモノの化石なんだって。
館外に出ると、昔の炭鉱の抗口を保存した公園に。ここは、昭和天皇が昭和22年に全国巡幸の際に立ち寄り、実際に坑内に入られたところだという。
湯本第六坑というらしい。昭和天皇は実際にベンチのような人車に乗られたのだとか。
櫓のモニュメント。
再び館内に戻ると、模擬坑道。時代ごとの採炭の風景が再現されている。
最新の機械を使った採炭風景。
事故が起きたときの救助隊。子供の頃は、よく炭鉱爆発のニュースが流れていたな。
駅に向かう。途中に温泉を配水する会社のタンク。これも常磐炭礦会社のグループ企業なんだとか。
なかなか見応えがある展示だった。