お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

石炭・化石館「ほるる」に行ってみた

2020-10-18 | たび

 今日は少し早めにいわきに移動し、一つ手前の湯本駅で下車。前から行ってみたかったいわき市石炭・化石館「ほるる」に行ってみることに。

 電車からも見える炭鉱の櫓のモニュメント。

 駐車場にはSL。昭和19年神戸の川崎車両製。新鶴見などで使われたあと、昭和32年水戸機関区に配属。おそらくその後はひたすら常磐線を走ったのだろう。43年に平機関区に異動。2年後の廃車までいわきで過ごしたカマだ。

 入館料660円を払って館内へ。入り口には常磐炭田の炭鉱の地図パネルの他に、本物の石炭の大きな塊がおいてある。

 国鉄の機関士たちには「北海道の無煙炭、常磐の燃えん炭」と揶揄されたという品質の高くない石炭だったそうだが、大消費地の東京に近いこともあり、最盛期には、北は双葉郡富岡町、南は茨城県日立市までの間に130あまりの炭鉱があったという。

 同様に、化石もたくさん掘り出されている。「フタバスズキリュウ」は有名。

 オオナマケモノの化石なんだって。

 館外に出ると、昔の炭鉱の抗口を保存した公園に。ここは、昭和天皇が昭和22年に全国巡幸の際に立ち寄り、実際に坑内に入られたところだという。

 湯本第六坑というらしい。昭和天皇は実際にベンチのような人車に乗られたのだとか。

 櫓のモニュメント。

 再び館内に戻ると、模擬坑道。時代ごとの採炭の風景が再現されている。

 最新の機械を使った採炭風景。

 事故が起きたときの救助隊。子供の頃は、よく炭鉱爆発のニュースが流れていたな。

 駅に向かう。途中に温泉を配水する会社のタンク。これも常磐炭礦会社のグループ企業なんだとか。

 なかなか見応えがある展示だった。



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