インジェクションチューニングのご依頼は皆さまのお陰様で数多くいただいております。
その排気量が求める最大限の、そして適正な燃料調整のため。
シャーシダイナモを使用し、1台1台丁寧に・細かく調整させて頂いております。
今回は
久しぶりに、キャブレターの調整を。
「バスバス、パンパンいって走れない」とご入庫。
原因はオーバーフローでした。
オーバーフローって?・・キャブの中の容量を保つ”弁”が劣化等でガソリンが漏れてしまう症状です。
今回の車輌は、KeihinのFlatCR
通常オーバーフローするとホースから外部へガソリンが漏れるのですが、レーシングキャブ故FCRにはドレンホースが付いていません。
ので、内部(エンジンの中)へ漏れます。
燃焼室の中はメチャ濃い状態に。
オーバーフローの修理を完了し、いざ試運転。
直したはずが。。
・・・濃い?気がする。。
オーナー様のご了解を得てセッティングを見直してみることに。
インジェクション車とやることは同じ。なのですが、
すっかり”現代っ子”になってしまったようです。
計測し濃ければ薄く、薄ければ濃く。
PCのボタンで調整することが最近の日常になってしまっている僕の身体。
計測し、シャーシダイナモから車輛を出し、キャブをばらし、ジェットを変えたり、また入れて、また出して
またばらして、また組んで。
ちょっと前までは普通に行っていた作業に現代っ子はちょっと時間かかってしまいました。
エンジンが動く原理は同じです。
A/Fだけでなく、最後にCO,HCも計測して確認。
ご依頼が多くお待たせしてしまって申し訳ございませんが、
現代っ子は引き続きインジェクションチューニングのご依頼お待ちしております!
1台1台オーナー様の乗り方やご要望を聞き、燃料調整だけでは出来ない”乗り味”を重視し
乗りやすく、トルクフルにハーレーエンジンを仕上げます。