(最初にナレーションがつくの図)
オープニングの歌の前にナレーションがつくのです。
この物語りをビデオの普及もあってか、最近のアニメはナレーションが入る事はほとんど無いので、こういうのを観ると時代を感じるなぁ・・・と思ったりして。
世界中の子供達に
また自分が子供だった頃を
忘れがちな大人達に
そして
うわべだけでなく
物事の ほんとうの美しさを
見つめる勇気を持った
すべての人々に
心からの友情をこめて
贈ります。
サン・テクジュペリ
(オープニングのタイトルの図)
いやー、懐かし過ぎる!! それを通り越して、もはや新鮮な感じもしたりして。っつーか、
オープニングの歌を覚えているというか、体にしみ込んでる
ためか、自然と口ずさめる自分がなぜか悔しい!!
(これはCGではなく実写ですの図)
「あれっ、CG?! そんなバカな・・・」
一瞬CGかと思ったのですが、この頃の作品にCGなんてものはありません。実写(クレイアニメ/ストップモーション・アニメーション)なんですねぇ。
(王子さまが最新のファッションについての図)
王子さまが「モリモリヘアー」で「アゲアゲまつげ」、「アヒル口」という、今、流行のファッションにチョイとビックリ!!
まぁ、どちらかというと、
今、流行のファッションの方が1970年代スタイルの再燃
なのですが・・・。
(全ての元凶、"星のバラさん"の図)
(オープニングアニメは実は第1話のあらすじだったりするの図)
物悲しいオープニング曲の作詞は阿久悠さん、作曲は三木たかしさんと豪華メンバー。
この頃のアニメのオープニングやエンディング曲は「どっかのアーティストさんのタイアップ」ではなく「アニメの内容をそのまま歌った専用の曲」なので、感情移入がしやすいと言うか、心にしみるアニソンなのです。
ところで、このオープニングアニメは「第1話のあらすじ」という、非常に凝った作りになっています。
そのあらすじとは・・・
「"星の王子さま(主人公)"は小さな星に一人で住んでいました。
ある時、星の風に吹かれて一粒の"星のバラ"の種が運ばれてきました。王子さまは一生懸命世話をするのですが、"星のバラさん"は大変わがまま。王子さまは些細な事で星のバラさんとケンカをしてしまい、ひどく傷ついてしまいました。
一方、親切な鳥"バード"から地球の話を聞き、王子さまは"本当の友達"を探す旅へ行ってみたくなりました。しかし王子さまには地球に行く術がありません。そこでバードは・・・」
文章で書くと牧歌的な感じになってしまうのですが、実際は「第1話はかなり急転直下なストーリー展開」です。
どうやって王子さまが地球へ行ったのかと言うと、
- バードがたくさんの仲間を連れて王子さまの星へやってくる
- 仲間達はひもをくわえている
- 王子さまはひもを引っ張ってもらって星から飛び出す
- 王子さまが途中で流れ星を虫取り網みたいなもので捕まえる
- 流れ星が王子さまと一緒にそのまま地球へ落下する
ファンタジーなのは承知していたものの、あまりにも想像を超えた衝撃映像にただただビックリ
第2話は地球にたどり着き、最初の友達(実は作者)との出会いと別れのお話。第1話の衝撃度と比べると牧歌的ではありますが、テンポ良く話が進むので、あっという間の30分です。別れ際の「星の王子さまの手紙」が涙を誘います。いやぁ、
- 名作と呼ばれるだけあって、1話1話が非常に重厚かつ感動的
- 子供向けと言うよりも、むしろ大人向けのメッセージ性が強い話
「子供だけではなく、大人も楽しめる」ということで「星の王子さま DVD-BOX」とか原作本等が欲しくなってしまう・・・そんな今日この頃。
取りあえず、ニコニコ動画にオープニングとエンディングがあったので貼付けておきます。