アイデアリズム idealism daydream

銀河鉄道999

今さら何を言い出すのやら・・・

 とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、目下「ANIMAX(CS衛星放送局)」で「銀河鉄道999」を放送しているので思わず見ちゃうのです。鉄郎メーテルの旅路を楽しみにしているのです。

・取りあえずトンデモ科学だし・・・
相対性理論とか一切合切モロモロ無視ですか?
・っつーか、そもそも宇宙空間は限りなく真空に近いので窓を開けンなよ、鉄郎
・真空に近いはずなのに音は出るし風は吹くし物は浮いていない(重力がある)し、光の速度でも地球から230万年かかるアンドロメダへたどり着くまでに鉄郎が寿命で死んじゃいそうだよ、メーテル
・でも999が光速で進んだら時間が止まるので問題無さそうだけれど、外の景色は楽しめなさそうだよ、車掌さん

 いやぁ、子供の頃には違和感が無かったンですが、今こうしてみて観ると明らかに変すぎなのです・・・が、

・私がすれた大人になってしまったのね・・・
スペースオペラ(宇宙冒険活劇)だし

 って事で一種の「ひょん」として、お片付けしてしまうのです。

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 命の尊さや無常観人としての生き方(哲学)、社会の不条理等を実直に問う、という作品は近頃ではあまりみられなくなってしまったような気がします。
 普遍のテーマを扱っている、だからこそ「銀河鉄道999」は今でも輝きを失う事も無く人々に愛され続けるのだろうなぁ・・・と思ってみたり。

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 あまり褒めているとアレなんで、少々ツッコミも入れなくてはいけません。ハイ。

・メーテルや車掌さんが「意味深な発言だけする」「あんまり教えてくれない」ので、鉄郎がいつもポカして(過ちを犯して)しまい大騒動に発展してしまう

 "この星(停車駅)ではこういう決まりがあります"だけ提示しておいて、「どうしてそうなのか」という理由を鉄郎に説明しない為、毎回ムチャクチャなことに。まぁ、それが「お約束」と言えばそれまでなのですが、

たまには説明してあげようよ・・・そうすりゃ鉄郎も納得するだろうに
やっぱ、鉄郎は「若さ故に・・・」かな?
あえて経験させて鉄郎に分からせる?

 とも思ってしまったり。

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・メーテルが意外とダメ出しをしたり大胆発言でやりたい放題。しかもいつも「後ろから」

 第70話「心やさしき花の都」では、毒の花にまみれた星を紹介。その中でただ一人毒の花を焼くレジスタンスのお父さん。秘密警察に囲まれ一家共々処刑されそうになるのだが、鉄郎が必死になって止めようとします。
 潔く死を選ぶ家族と鉄郎の姿が民衆の心を変え、逆に秘密警察が取り囲まれてしまいます。そこでメーテルが決定的な一言、

メーテル:「法律は人間の為にあるのよ。法で抑える者は、法で滅びるわ」

 こらこら、メーテル。美味しいところだけ持っていくんじゃない!
 この後、秘密警察の隊長サンが「かなり粋な発言をする」ンですが、かすんじゃうよ~。

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 第68話「好奇心という名の星」では、好奇心の固まりの星をご紹介。見てはいけないと散々車掌さんが言っていたにもかかわらず、乗客の一人が見てしまいます。しかも「つられて」鉄郎やメーテルまでマジマジと見ちゃうし。
 結局"好奇心の固まりの星"に999が引き寄せられてしまって、星(どちらかというと生命体に近い)に服を脱げとかバラバラにして中身まで見せろとか無理難題を押し付けられてしまいます。星の感想は、

メーテル > 美しい
鉄郎 > 醜い

 こらこら、星! 先見の目がないぜ。鉄郎は後の劇場版で「別人と思えるほどのイケメン」になるんだぞ!
 まぁ、

鉄郎は機械の体をあきらめたけど美容整形はやった

 っつー疑惑が残ったりしますが。何があったんだ、鉄郎!
 取りあえず、鉄郎の功績でその星は結局自爆への道へと進んだのですが、

メーテル:「あんな星、1回燃えて灰になれば良いんだわ」

 ヌードが嫌だった腹いせですか、メーテルさん!
 その割にはジングル(CMへ突入する時の演出)でよく水着で登場されるンですけれど。

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 目下ANIMAXでは「あなたの選ぶ鉄郎」と題して"鉄郎によく似た男の子"を募集してWeb審査で鉄郎を決めるんだそうです(「メーテルに引き続き~」とCMのナレーションがあるので昔、メーテルもやったらしい)。
 優勝者には原作者の松本零士先生から「認定証」がもらえるそうです。

みんな自分の息子にコスプレさせてるよ・・・
ANIMAX、いつも思うんだけれどプレゼントがショボいんじゃないか?

 そんな事を思いつつ。

コメント一覧

ヨシアキ
はじめまして。
宇宙空間でも窓を開けられるのは、銀河鉄道の車両は軌道チューブ(シールドチューブなどともいう)という不可視のレールがあって、その中を走っている限りは空気があるという設定です。
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