サラマンダー

リロ＆スティッチの映画観た時に、広告があったんですよ。
でね、サラマンダーですよ。空飛ぶ火竜ですよ。観てみたくなるでしょ？

て、今まで放置していたんですが、会員更新で割引券と、使える日がもうなかったので観ました。
ある意味、予想通り映画観にいかなくて正解。ビデオで充分。

やっぱ上映時間103分とかは、Ｂ級の香がプンプンするのだよ。

始まってすぐに、地下鉄工事現場の中へ。その中にいたサラマンダー。
恐竜を食いつくし、それからあっと言う間に地球を食い尽くしたサラマンダーが繁栄。

もうね、それはそれは「ラドン」なんですよ。
知ってますか？ゴジラ映画に出てきたラドン。阿蘇山のふもとで生まれたラドン。火は噴かなかったと思うけど。
でね、物語のメインの時代が「バトルロワイヤル」的な世紀末。北斗の拳と言った方が分かりやすいかな。

悪者っぽい侵略者がきたかと思えば、実はイイ奴だったりでラスト付近で泣かせます。いや、泣きはしないが、気合のシーンで背景の安い合成はいかがなもんかと。
ヘリコブターを使用した火竜捕まえるシーンはスピード感があってよかった。

なにより、火竜がなぜ出てきたのか？どうして繁栄してるのか？（共食いシーンあったなぁ）の説明がないので、どこかで出てくるんだろう、と期待しつつも最後まで無視されました。
ほんと予想通り安い展開をしていきます。

サラマンダーとの戦いですが、たくさんいるのに、対戦するのは常に一匹。
まぁ、人間に比べれば強すぎる火竜ですから、仕方ないのかもしれないけど、たくさんいるシーンで、どうやって戦うのか？
と期待したのに、隙をついてオスを倒すという・・・ショボーン
なんでも、メスが卵産んで、オスが放精して繁栄する種らしく、オスを倒せば人間の未来が！って言って倒して終るんだけど、
メスでも一頭倒すのが難しいのに、そんな楽観的な・・・て感じだったり。

この魚みたいな繁栄の仕方・・・もしくは両生類。
メスばかりになると、どれかがオス化したりして、種の存続を自然と継続するでしょう。
それに、オス倒したけどオスを倒す前に、どこかで放精済みの産卵地があったかもしれないし、確認もしないでオス倒しに行った３人の勇者たちよ。
本当に勇敢でしたね。

でも一番は、サラマンダーが飛んでたり、近かったりする姿です。
もう！これが観たかった為だけの映画です。ガーゴイルにも似てるし、ワイバーン独特の姿でもある。
あぁ、サラマンダーだけカッコよかったので、物語いらぬから、生態ドキュメンタリーみたいなんを作ってくれ。

寒い季節には暖かい・・・映画。

■Written by 2005/01/17 23:26