毎回入庫されるハイエースなのですが、サイドアンダーミラー(通称ガッツミラー)の取り扱いが変わっておりました。
法令が変更されており、視認性、簡易的な取り付けはNGでボルトナット止めでも貫通や溶接などの対応をしないと検査ではねられてしまいます。
今回、そうとは知らずに陸運支局に行ったらはねれまして、ミラーのメーカーから新基準対応のステーが出て居る事からそれを取り寄せ装着。
二度目の受験をするとミラーの取付と視認はOKなのですが今度は、キャップスクリューがNGに。
理由は工具を使って簡単にばらせるから・・。
溶接とか行ってましたが、そんなんしたら溶けるから無理なので・・。
視認性はドライバーの身長差で視覚位置も変わるので165前後の人に合わせるのが良いと思います。(私は180以上あるので)
この165センチ位の身長で合わせると視認出来るポイント(陸運支局の言う)が調整すれば見つかります。
この二度目の受験の時にメーカーの説明書も持参しました。
これがあるのと無いのと違います。(日本国内メーカーなので説明書はしっかりしていました)
それでも落とされている訳ですが、取り付けと視認はOKだったのでこの説明書も一定の説得力はあると考えます。
さて、問題のキャップスクリューは時間的な問題もあり考えた末、ボディボンド(硬化すると溶接並みの強度があり、純正でも採用されている工法)でボルトの頭を固めてしまいました。
二回目の時に視認性と取り付けはOKを貰っているので、キャップスクリューの問題のみですからこれでダメなら別の方法もと考えていました。
ところが、三度目の正直で無事に車検は合格しました。
以前とは違いパネルに穴あけして貫通して取り付けています。
問題になったキャップスクリュー
時間も無い事からボディボンドで固めました。
なぜこの様に法規が変わったのかと考えますとポイントは3つ
一番はオーナーのモラルの問題だろうと考えます。
カッコ悪いからと外す、車検時のみつけて後は外す等・・。
二番目は、法規を考える方も現場をしらないので改定するので、現場の検査官は困惑し担当官によっては解釈が異なる事案もあるかと思います。
三番目は、この手の商品を出されるメーカーは早急に、このキャップスクリュー部の問題や視認性向上をさせ、リニューアルした商品を展開するべきだろうと考えます。
この時期は車検も多くなると思うので社外ミラーやカメラの問題は発生すると思いますが、一つのキーワードとしては簡単に外せない事。
これがポイントです。
溶接や再使用不可のボルトやリベット等簡単な工具では外れない取り付けにしないとこれからは車検取得は厳しいと考えます。
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