これからの部品のお願いはやはりカスタマーに

声の大きな人は目立つ。
それが今までとは別の視点からだと尚更だ。

確かに自分の車が不調だと思うと藁をもすがる思いで、そこに書いてある事をそのまま鵜呑みにしてしまう事はある意味しょうがないし、そういう点をサポート出来なかったりした時には業界人としては、まだまだ勉強不足で発信不足だと感じてしまいます。

昨今の一部の部品のネットオークションでの価格高騰に関しても私は特に問題ないと思います。
ウェブオークションという市場原理なので道義的に最初から極端に高額でなければ、結果的に高額であってもその金額でも欲しいと思っている人がいるから高額になったのでしょうし、売れた資金はまたどこかで使われているのなら、それはそれで社会にとって何も不都合では無いと思います。

安定の経済活動です。

出品者からしたら高額で売れれば利益になってそれが他に使える。
落札者は、手に入ったという満足感が得られる。
それが例え高額でもあっても手に入れたいものだったり、無くてはならないものだから、問題ないだろう思います。当事者以外の他人がとやかく言うものではありません。

新品だろうが中古だろうが年数のたったものは、劣化する。
稼働するものなら摩耗する。
保管状態や作動時間等状況によってその度合いが違うだけです。
物質は空気に触れると酸化します。
紫外線を浴びれば劣化します。

機能部品なら、購入しても可視化しやすい。
動作チェックや測定器等があればそれこそある程度チェック出来る。
(仮にすぐ壊れてもそれは保管の問題や取り付け等の問題であったり寿命という事だろう。何より新品ならまだしも中古ならしょうがない。)

自分で高額でも良いとし選択したので誰のせいでもない。

それよりも、声の大きな人にみんなでついていってしまい騒いで旗降って、音頭とって、結果的に責任をメーカーやその担当者等に押し付けてしまった形になってしまった事の方が重大だと思います。

私も含めて今回託す方や方法を間違えてしまったと今では思いますし、何より任せっきりで何も言わなかった(注意喚起等含め)そうした視点からは私も含めオーナーさんたちも反省すべきだったかと思います。メーカーにはそれでも出してくれた事には感謝しかありません。

商品は無くとも部品構成情報は事前に掴んだので昨年の12/13にとあるグループ内で価格と共に啓蒙してました。なので注文した方はある程度理解していたが、配線カット問題を大きく取り上げたので、購入者は取り付けを躊躇してしまいました。(購入者から炎上しなかったのはこの事前情報があったからだと思います)

しかしながら配線カットの問題提起は理解しますが、その不安から購入したオーナーは在庫として所有する方が殆どになってしまったと思いますし、マツダ側も自己都合での返品、前期には取り付け出来ない等対応に迫られてしまっています。物理的に付かない前期を除いて配線カットの問題は結果的に不安を煽り助長させただけになってしまいました。

私は、この騒動でグループの管理者として結果的にオーナーさん達に迷惑をかけてしまった事には間接的ではありますが加担してしまう事になりました。

しかしながら、今回の騒動を鑑みグループ管理者としてその責任を痛感しグループを退会しました。と同時に、少しでもその不安を取り除くその手助けとして改善策を早期に検証しました。

私が一番心配するのは今後の部品供給に関する事です。
今回の事が７オーナーの不利益(製造廃止や中止に拍車がかかる事)に繋がる事にならないかを非常に危惧しています。

その危惧は現時点で、新スロセンが基本ディーラーと一部の部品商以外流通しなくなってしまった事でも見て取れます。
原因の一つは素人さんに手を出させない事(取り付けさせない事)が考えられます。
個数的には400個程在庫ありの様です。

もし今後、また誰かが代表して交渉するのであれば良く熟慮してから託したいと思いますし、その方法に失敗する可能性があるならば、注意喚起すると共に今まで通りオーナー達一人一人がディーラーやカスタマーに連絡して事象報告する事の方が、だれもが出来る正攻法の様な気がします。

それぞれのお考えがあるとは思います。
しかし、オーナー皆が共通して思っている事は一つだけ。

自分のRE車が乗って行けるように最低限でも構わないからマツダ社に部品を出して欲しい。
それだけだと思います。

決してマツダ社を敵にしたり文句を言ったりする事ではなくお願いする立場なのですから、皆が謙虚に行動発言をしないと、マツダ社だって人の集まりですからそっぽ向かれたら、好きな7はもう乗れなくなってしまいます。

今回の騒動をよく考え、皆でカスタマーを通じてマツダに提案をする事が必要かなとその様に思いました。

それは、たとえ牛歩であっても各オーナーからの確実で切実な声だと思うからです。