15年後の未来 ～英 35年からガソリン車禁止～

イギリス政府が35年にはガソリン車、ディーゼル車の新車販売は禁止すると発表しました。
完全にEV化への道を切った様です。

この様なニュースがあると皆さんは乗れないとか、色々考えると思いますがその前に皆さんの15年後とは何年でしょう?

7に限って言えば恐らく殆どの人が乗っていないと思います。(乗っていて欲しいと思いますが・・笑)

えっ～と思うかも知れませんが、今の状況から私的感覚から5年後まではほぼ乗れると思います。しかし、今から10年となると不明です。

それは不確定要素の環境や状況によって変わるからです。
(ここで言う環境や状況とは、個々の体調体力の事、家庭環境、職場環境、マイカーの維持管理に関する事、古い車に関する社会環境等)

特に自動運転化の波や個々の運転レベルの劣化は著しく、今7に乗っている人が仮に15年後に乗っていたらそれは本当にごく少数で、今でいうToyota2000GTやコスモスポーツの様に特別な人しかきっと所有出来ないと思うのです。(今の状況から推測)

今はまだ自分で運転する車両が多いから良いですが、きっとこれからは自分で運転する事は特別な事になって行くと思います。

こうなると、もう特殊技能の部類です。笑

その時に下手な運転(今問題になっている色々な運転)は間違いなく淘汰されるでしょう。

そんな未来で自動運転車と走らなければ成らない中で、もし事故が起きて自分で運転する車が要因の場合は間違いなく、昨年の高齢者事故の様に自分で運転するなという社会的流れに巻き込まれる事が予想出来ます。

では、仮に運転は自動運転レベル5に負けない運転ならば運転での共存は出来ても車の共存は難しくなるかも知れません。

一つはインフラ。
既に多くのガソリンスタンドが無くなっています。
昔の車ですと有鉛、無鉛とかイメージして頂くと判りやすいかも知れません。

二つ目はサービス。
メーカーがいつまで部品を供給してくれるか不明です。(現時点で古い車に対してメーカーはどこまで本気か不明)
修理やメンテナンスを行える場所の問題です。(現時点で7も次々、出来ない所が報告されています。)
現時点でも特定の車種の整備は日本全国でも2か所という話もある位です。

三つ目は価値観。
これの要因はすさまじいものがあります。
色々な物が発売されては消えていき、定番になったものや生活に入った商品は常に変化しています。

最近だとやはり携帯でしょうか?
既に電話から持ち運びできるパソコンですよね。

辞書にもメモになって連絡も取れて映像も見れて、音楽が聞けて、地図も見れて案内出来て、翻訳も出来て、ゲームも出来て・・。
これだけの物が個々に必需品になればそれは生活は変わります。

最近の車はその携帯がリンクする様に進化しています。
物凄い勢いで車も進化としています。

話を戻しますとでは、ガソリン車を今後乗って行くには色々考えなくてはなりませんし、その頃にはボディは古くて、動力はEVにコンバートと言うのがスタンダードになっているかも知れません。

既に一部のショップ等ではそうした取り組みをしている所もありますし、最近はリーフのバッテリーが入手しやすく価格も下がって来たので、条件はつくものの200km近くは走れる様になって来たようです。

先日、お客様に今後7を10年乗るには?と言う事をご質問を受けましたが、今から10年前の時とこれから10年後では、環境状況に左右されやすい今の状況では判りません。
古い車を乗りたいから乗ると言う事が、もしかしたら出来にくくなるかも知れませんし逆に乗れるかも知れませんし、こればかりはハッキリ判りません。

ただ、今から5年後はまだ乗れていると思います。
しかし、10年後は・・乗り辛くなっているかも知れません。

先にも話しました様に車を取り巻く環境状況はさらに変わっていると思いますし、こうしている間にも変化しています。

私はそうした事を考えるよりも、今を精一杯楽しんで時代に合わせて乗って行く、楽しんで行くと言う考え方で車と付き合った方が幸せではないかと思います。

買って、お金かかる、修理ばっかりだった、壊れてばかりだったと言うよりは色々あったけれど楽しんだ～、社会に合わせて楽しんだ方が楽しいという方が良いとは思いませんか?

私が掲げている車を趣味として生涯楽しんで貰う為には、その時代時代に合わせて乗り続ける事が出来る方法を模索して、その事が社会に認められればきっと車は趣味として残ると思うのです。

その為には車もそうですが、オーナーさんの運転技術向上や取り巻く情報は常に最新にしておかないと生き残れないとその様に思います。

私の未来予想ではそれそれの特色を生かして得意な分野でそのシステム(ガソリン、ディーゼル、EV、ハイブリット等)は生かされ残るのではと無いかとその様に思います。