老子:徳経:任信第七十八
任信第七十八
天下莫柔弱於水。
而攻堅強者莫之能勝。
其無以易之。
弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。
故聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、
是謂天下王。
正言若反。
天下に水よりは柔弱(じゅうじゃく)なるはなし。
而も堅強(けんきょう)を攻むることこれによく勝るものなし。
そのもってこれを易(か)うるなければなり。
弱の強に勝ち、柔(じゅう)の剛(ごう)に勝つは、天下知らざるものなきも、よく行なうものなし。
故に聖人云う、「国の垢(はじ)を受くる、これを社稷(しゃしょく)の主と謂い、国の不祥を受くる、
これを天下の王となす」と。
正言は反(はん)のごとし。
人間よ、もっと弱く、もっと柔らかなれ
道理の正しい言葉は、普通の言葉から考えると、反対のように見える
宇宙や、大自然の生命から湧き出した判断(これを心理という)は、人
間の常識からすると、背理とみられる。「真理」はそんなことがあるもの
かと、多くの人に否定されるかもしれない。実に、真理であり、絶対である
天下莫柔弱於水。
而攻堅強者莫之能勝。
天下に水よりは柔弱(じゅうじゃく)なるはなし
而も堅強(けんきょう)を攻むることこれによく勝るものなし。
およそ何が柔らかいといって、この世の中に、水ほどやわらかく
そして、弱いものはないであろう。そのくせ、硬く強いものに打ち
勝つには、水より優れたものはない。
どんな堅固な城壁も、あっという間に、大水に飲み込まれる。
イガ爺の住んでいる、耶馬の里は、7月に2度の水害にあった
イガ爺が目の当たりにしたのは、信じられないような水の力
何百キロあるような岩が、10メートル位動いていたり、これ位は
序の口、実際に目の当たりにすれば、分かるだろうって事か?な
昨日、今日とイガ爺、福岡の会館へ行ってきたよ。
福岡、暑~い、耶馬の里へ帰ってきて感じた、家の中の涼しい事
さて、今日で、老子の言葉(学び)は一応終わります。
老子は 道経 第一から第37 ・徳経 第38から第81となっています
その中から、50編を紹介いたしました。
いやーぁ、イガ爺もいい勉強をいたしました。
これから、ますます、言葉を正して、身を立てて、こころを整える事に
実践精進致したいと強く思うイガ爺であります。
今日は、ちょっと疲れ気味のイガ爺、 18:00分やっとこさ投稿
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